ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

元駐北朝鮮ベトナム大使が語る、越朝の密接な国交の始まり

2019/02/24 05:39 JST配信
(C) news.zing.vn
(C) news.zing.vn 写真の拡大
(C) news.zing.vn
(C) news.zing.vn 写真の拡大

 駐ベトナム北朝鮮大使館は、2018年12月に金日成氏の初めてのベトナム訪問から60周年を記念した展示会を開催したが、トゥック元大使はこうした展示会には必ず足を運び、写真を撮影している。高齢のため当時の記憶も曖昧になってはきたが、相互訪問を重ねるにつれて両国の関係はより密接なものとなったことは確かだとトゥック元大使。

 その証拠に、金日成氏がナムディン省の縫製工場を訪問した後に同工場は平壌の縫製工場と提携を結び、そのほか多くの合作社が両国間で提携関係を築いた。さらに北朝鮮はベトナムの抗戦も援護し、平壌には南ベトナム解放民族戦線の英雄として知られるグエン・バン・チョイの名前がついた縫製工場があるほどだ。

 「北朝鮮は私が教育を受け、長きにわたり暮らした思い入れのある場所です。北朝鮮の政府と人々が私たちを育ててくれました。お金を費やし私たちを育ててくれた場所を忘れることなどできませんよ」。

 トゥック元大使は金日成氏の孫である金正恩委員長がまもなくベトナムを訪れることに感動を隠し切れない。トゥック元大使は駐北朝鮮ベトナム大使館での任期を終えベトナムへ帰国して久しいが、現在も変わらず北朝鮮に対する深い親しみを感じ、北朝鮮の近況にも注目し続けている。

 ベトナムのファム・ビン・ミン副首相 兼 外相は、北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会政治局員 兼 国務委員会委員 兼 外相の李容浩(リ・ヨンホ)の招きを受け、2月12日~14日に北朝鮮を訪問した。ミン副首相 兼 外相は閣僚会談で、北朝鮮からの要望に基づいてベトナムの社会経済の発展や国際市場への参入の経験を北朝鮮と共有する用意があると述べた。

 朝鮮半島の問題についてミン副首相 兼 外相は、一貫して平和・安全・安定の維持を目指した対話を支持するとして、その過程に積極的に取り組む姿勢を示している。

前へ   1   2   3   次へ
[news.zing.vn 05:00 15/02/2019, T].  © Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
3月の貿易収支、29.3億USDの黒字 1~3月期は80.8億USDの黒字(推.. (17:04)

 統計総局(GSO)が発表した統計データによると、2024年3月の輸出額(推定値)は前年同月比+14.2%増の340億1000万USD(約5兆1360億円)、輸入額は同+9.7%増の310億8000万USD(約4兆6930億円)だった。これにより、同月...

1~3月期GDP成長率+5.66%、直近4年間で最高(推定値) (15:39)

 統計総局(GSO)の発表によると、2024年1~3月期の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比+5.66%で、同期として直近4年間で最高となった。  同期の工業・建設業の伸び率は+6.28%となり、うち電力の生産...

23年のF&B市場、売上高3.6兆円 24年は+10.9%増の見通し (15:09)

 食品・飲料(F&B)業界に特化したソリューションを提供するiPoS社(iPoS.vn)はこのほど、地場調査会社VIRACと共同で行った2023年のF&B市場レポートを発表した。  レポートによると、2023年における同市場の売...

夜明けに開かれるハノイの「新聞市場」 (24日)

 まだ夜も明けきらない早朝、ハノイ市ホアンキエム区のディンレー(Dinh Le)通りとディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通りの一角の歩道に、ユニークで賑やかな「新聞市場」が開かれる。  20人余りの人々...

世界の通信ブランド価値ランキング、ベトテルが15位に上昇 ブラ.. (14:31)

 英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス社(Brand Finance)は、世界の通信事業者のブランド力を数値化したランキング「世界で最も価値のある通信ブランドトップ150(Brand Finance Telecoms 150...

住友林業・熊谷組・NTT都市開発、ビンズオン省で大規模タウンシ.. (14:03)

 住友林業株式会社(東京都千代田区)と株式会社熊谷組(東京都新宿区)、NTT都市開発株式会社(東京都千代田区)は、地場不動産開発会社のキムオアイン・グループ(Kim Oanh Group=KOG、ホーチミン市)との協業で、東...

ベトナム産の生ココナッツと冷凍ドリアン、公式ルートで中国に輸.. (13:49)

 農業農村開発省傘下の植物保護局によると、ベトナムと中国の間で議定書が調印され次第、ベトナムの生ココナッツと冷凍ドリアンが公式ルートを通じて中国に輸出される。  植物保護局は各地方の栽培支局と植...

ホーチミン:院外救急センター開発計画を承認、空路・水路も (13:37)

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2030年までのホーチミン市の院外救急センターシステム開発計画を承認した。  計画によると、◇中央エリア、◇タンキエンエリア、◇トゥードゥックエリアに救急センターを設...

バスケ中の喧嘩から暴行事件に、14歳少年が脳死状態 16歳を逮捕 (13:21)

 ハノイ市ロンビエン区警察は、8年生(日本の中学2年生に相当)の男子生徒がバスケットボールのプレー中のトラブルから暴行に発展し、外傷性脳損傷を負った事件について、加害者の少年を傷害容疑で起訴することを...

三井石油開発、ベトナムBlock Bガス田開発の最終投資決断を実行 (12:58)

 三井石油開発株式会社(MOECO、東京都千代田区)は、上流ガス田およびガス火力発電所までの輸送パイプラインを含めた一体開発事業(Block B事業)について、事業パートナーのペトロベトナムグループ(Vietnam Nation...

新時代の日越共同イニシアティブ第1フェーズ、キックオフ会合 (12:46)

 計画投資省は27日、「新時代の日越共同イニシアティブ」第1フェーズのキックオフ会合を開催した。グエン・チー・ズン計画投資相と山田滝雄駐ベトナム日本国特命全権大使が共同議長を務めた。  新時代の日越...

複数の省トップが関与のフックソンG違反事件、逮捕者20人近くに (6:33)

 2月下旬に起訴された、不動産開発と建設業を手掛けるフックソングループ(Phuc Son Group、北部紅河デルタ地方ビンフック省)の違反事件の捜査範囲が拡大され、複数の幹部が新たに逮捕された。  新たに逮捕さ...

台湾、半導体人材育成プログラムでベトナム人学生を受け入れ (6:04)

 台湾当局は、ベトナム人、インドネシア人、フィリピン人の東南アジア3か国の学生を対象に、半導体や科学技術の教育訓練に重点を置く国際産業人材育成のための特別プログラム(INTENSE)を発表した。  同プロ...

第7回ベトナム語検定、東京で6月16日実施 4月5日から受験申込開始 (5:50)

 日本で最初のベトナム語検定「実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)」の2024年度試験が、東京で6月16日(日)に実施される。2017年度の初回から、今回が7回目の試験となる。実施するのは、特定非営利活動法人日本東...

4月1日から中間国勢調査、年内に結果発表 (5:00)

 統計総局(GSO)はこのほど、人口と住宅について総合的に調査する中間国勢調査を4月1日に実施することを決めた。今回は、2回の国勢調査の中間年で1の位が4の年に実施する中間国勢調査で、国家統計調査プログラム...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved