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苦しみ乗り越え女性に、新たな外見とともに手に入れた幸せな人生

2020/10/18 05:41 JST配信
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 アインさんは、18歳のときにホルモン注射を打ち始めた。当時のベトナムではホルモンを販売しておらず、タイから購入しなければならなかった。

 アインさんは、ホルモン注射は生涯にわたり続けなければならないことや、多くの副作用があることから不安だったが、リスクを受け入れることにした。経済的な問題もあり、ホルモン注射を打つのは10日に1回のみだったため、効果が表れるのも人より遅かった。

 ホルモン注射を打ち始めたばかりのころ、アインさんはショック症状や眠気、ストレスなどに苦しんだ。数か月が経ち、薬に適応するようになると、自分の身体がより女性らしくなっていくのを感じ始めた。

 大学2年生のとき、アインさんは女性の外見を手に入れるため、鼻形成と顎削り、豊胸の手術を受け、美白注射を打った。手術が終わって目が覚めると、そばには自分を追い出したはずの母親がおり、アインさんはあふれ出す感情を止めることができなかった。

 2017年の初め、新たな外見を手に入れたアインさんは、自信たっぷりに外へ出られるようになった。手術の傷が治ると、アインさんは幸せそうな様子で娘として実家へ帰った。

 友人たちは、まさかこの女性がいつかの色黒の男の子だとは思いもよらず、近所の人たちもまた驚いていた。そして、母親もアインさんの「本当の性」を受け入れた。「過去を否定はしませんが、女性の見た目でより良い人生を送るため、過去は自分の中にとっておきます」とアインさん。

 数十回に及ぶ大小様々な手術を受けて3年が経った今も、健康上の問題が数多くあるため、アインさんは常に自身の手入れを怠らない。毎日ジムに通い、健康的な生活習慣を維持している。

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