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南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン旧市街のバクダン(Bach Dang)通りにある小さな店の前で、多くの観光客が足を止める。人々は、職人のフイン・フオン・ドーさんの巧みな手によって、無機質な竹の根が笑ったり、物思いにふけったりする「表情」を持つ顔へと変わっていく様子を眺めている。
ドーさんは、旧市街の人々や観光客から「ドーチェー(Do tre=『竹のドー』の意)」と呼ばれ、ホイアンの竹根彫刻の「生みの親」として親しまれている。
ダナン市ホイアン街区バクダン通り26番地にある小さな店先で、小柄な体格に日焼けした顔、欠けた歯がのぞく穏やかな笑顔が印象的なドーさんは、彫刻に集中しながらも、流ちょうな英語やフランス語で観光客に声をかける。
ドーさんが竹の根の造形に取り組むことになったきっかけは、1999年の大洪水だという。当時、ホイアンを流れるトゥーボン川の小さな支流であるホアイ川の水位が上昇し、竹の根が自宅の前に流れ着いた。時間に余裕があり、木彫りの道具も手元にあったドーさんは、「手がうずいて」、1本の竹の根を拾い上げ、試しにノミを入れてみた。
すると、その無機質な竹の根から、人の顔が浮かび上がった。素朴ながらも魂を感じさせるその最初の作品は、土産物店に買い取られ、ドーさんにまったく新しい道が切り開かれた。
「その時は、ただ楽しくて作っていただけで、これが仕事になるなんて思っていませんでした。でも、作れば作るほど夢中になり、竹には独特の魂があると感じるようになったんです」とドーさんは振り返る。

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