ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムサッカー2019年の印象的な出来事トップ10

2020/01/02 05:23 JST配信
(C) bongda
(C) bongda 写真の拡大.

 2018年に続いて、2019年もベトナムサッカーの飛躍を大きく印象付ける1年となった。今回はこの1年間で特に印象的だったベトナムサッカー界の出来事のトップ10を紹介していく。

1:男子ベトナムA代表がAFCアジアカップでベスト8進出
 年初にUAEで開催されたAFCアジアカップでは、ベトナム代表がベスト8進出の快挙を達成。ベトナムは、東南アジア4か国共同開催(インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム)となった2007年大会以来となる12年ぶりの出場で、見事にグループリーグを突破。決勝トーナメント1回戦でPK戦の末にヨルダンを下してベスト8進出。準々決勝では、強豪日本に敗れたものの、その差は僅かに1点。それもVARでのPKのみで、流れの中での失点ではなかった。

2:AFC U-23選手権予選で開催国ベトナムが圧倒的強さで予選突破、宿敵タイを4-0で粉砕
 3月にハノイ市で開催されたAFC U-23選手権予選(兼東京オリンピック1次予選)では、開催国ベトナムが怒涛の3連勝でグループKを首位突破した。ブルネイを6-0、インドネシアを1-0で下したベトナムは最終戦で宿敵タイに4-0の大差で勝利。圧倒的な強さで本大会出場を決めた。

3:タイのキングスカップで準優勝、難敵キュラソー島代表にPK戦の末敗れる
 タイ・ブリーラムで開催された国際親善大会キングスカップで、ベトナムは宿敵タイに1-0で勝利して決勝進出。リベンジに燃えるタイを敵地で下して、一層自信をつける結果となった。決勝は、オランダ系の選手を多く擁する難敵キュラソー相手にPK戦の末に敗れて、ベトナムは準優勝に終わった。

4:ワールドカップ・アジア2次予選開幕、唯一無敗のベトナムが首位に立つ
 9月から始まったワールドカップ・アジア2次予選では、5試合を終えた現時点でベトナムが3勝2分の勝ち点11となり、唯一無敗をキープしてグループGの首位に立っている。ベトナムは、UAE、タイ、マレーシア、インドネシアと同居する難しい組に入ったが、チームとしての完成度の高さで他を上回っており、安定した強さを見せている。

5:SEA GamesでU-22ベトナム代表が60年ぶりの金メダル獲得
 11月末から12月中旬にかけてフィリピンで開催された東南アジア競技大会(SEA Games)では、男子U-22ベトナム代表が悲願の金メダルを獲得した。ベトナムが金メダルを獲得するのは、かつて南ベトナム代表として出場した1959年大会以来で60年ぶり、南北統一後では初の金メダル獲得となった。ベトナムは今大会でも他を寄せ付けない圧倒的な強さで決勝まで勝ち進むと、決勝ではインドネシアを3-0で下して東南アジアの頂点に立った。

6:SEA Gamesでベトナム女子代表が2大会連続の金メダル獲得
 男子U-22代表と同じく、ベトナム女子代表もSEA Gamesで金メダルを獲得。女子は2大会連続で、最多6度目の金メダル受賞となった。なお、ベトナム女子代表は8月のAFF女子選手権でも優勝しており、東南アジア女王の座を確固たるものにしている。

7:ハノイFCが国内3冠を達成、AFCカップでも大暴れ
 ハノイFCは2019年に、Vリーグ、ベトナムカップ、ベトナムスーパーカップの国内3冠を達成。さらに、AFCカップでも強豪を次々と打ち破って、地区間決勝に駒を進めるなどアジアの舞台でも大暴れした。しかし、2019年に行われたU-15年代の国内大会に下部組織が参加しなかったことから、2020年のAFC主催大会(ACL予選・AFCカップ)出場権を得られなかった。

8:移籍市場でホーチミン・シティFCが前代未聞の大型補強を敢行
 今シーズンの国内リーグで2位に躍進したホーチミン・シティ(HCMC)FCが、来シーズンに向けた移籍市場で大型補強を敢行している。今季2部得点王のFWグエン・スアン・ナム(前所属先フォーヒエンFC)、ベトナム代表のMFボー・フイ・トアン(同SHBダナン)、GKブイ・ティエン・ズン(同ハノイFC)、FWグエン・コン・フオン(同ベルギー1部シント=トロイデンVV)を次々と獲得。特に“ベトナムのメッシ”の異名で知られるグエン・コン・フオンの加入は大きなサプライズとなった。

9:国民的英雄パク・ハンソ監督がベトナムサッカー連盟との間で契約を更新
 ベトナムサッカーを躍進させて国民的英雄となった韓国人指揮官のパク・ハンソ監督が11月初め、ベトナムサッカー連盟(VFF)との間で、ベトナムA代表・U-23代表監督に関する契約を更新した。契約期間は2年間+1年間の延長オプション付き。

10:ベトナム代表ドアン・バン・ハウがオランダで公式戦デビュー
 12月中旬に行われたKNVBカップ(オランダカップ2019-2020)2次ラウンド、SCヘーレンフェーンとローダJCの試合で、ヘーレンフェーン所属のベトナム代表DFドアン・バン・ハウ(20歳)がオランダでの公式戦デビューを飾った。ドアン・バン・ハウは、ハノイFCから期限付き移籍中で、オランダでプレーする初のベトナム人選手。

記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

[2019年12月31日 ベトナムフットボールダイジェスト+].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年8月の対日貿易収支、1271億円の黒字 前年同月比▲0.1%減 (4:15)

 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1%減の1270億5400万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+11.0%増の2335億7700...

ソーシャルワイヤー、システム開発子会社MK1の出資持分65%譲渡 (3:02)

 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー株式会社(東京都港区)は16日、連結子会社であるMK1テクノロジー・ベトナム(MK1 TECHNOLOGY VIETNAM、ハノイ...

「にいがたベトナムフェスティバル」、10月4日・5日開催 (2:24)

 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開催する。開催時間は10時00分から17時00分まで。  同イベントは、新潟県民にベトナムの文化に触れ親し...

「おかけになった電話は…」の音声案内で知られる「国民的声」の主 (14日)

 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」とい...

ベトナム、初のAI法を発表へ 年末めど (17日)

 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI法を発表する方針だ。  AIを国の知的インフラとして、持続可能な発展や国家競争力の強化、国民の生活...

ベトナム、米国による12種類の漁業認定拒否に再考要請 (17日)

 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省(DOC)および商務省傘下の海洋大気庁(NOAA)が、12種類の漁業について米国の海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく...

ビンEVタクシー、インドネシア2都市目でサービス開始 (17日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・

フエ:ボトルや缶のデポジットモデル試行、東南アジア初 (17日)

 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリターンシステム(Deposit and Return System=DRS)」試行モデルを発表した。これは、WWFノルウェーのベトナム...

ジェトロ「ベトナム経済セミナーin山形」、10月3日開催 (17日)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大使館との共催により「ベトナム経済セミナーin山形」を開催する。  同セミナーでは、ファム・クアン・ヒ...

ベトナム、WTOの違法漁業補助金禁止協定を受諾 111か国で発効 (17日)

 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助金の禁止などを定めた「漁業補助金に関する協定(漁業補助金協定)」の受諾書を正式に寄託した。  これ...

ハノイ:建国80周年記念の展覧会が閉幕、来場者1000万人超 (17日)

 ハノイ市の国家展示センターで15日、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一環である「独立・自由・幸福の80年の歩み」をテーマにした展覧会の閉幕式が開催された。  式典には、...

ロシア保健相、ベトナム行きの機内で人命救助に貢献 (17日)

 ロシアメディア「RT」によると、先週ベトナムを実務訪問していたミハイル・ムラシコ保健相が、モスクワ発ハノイ行きの機内で高血圧緊急症を発症したロシア人男性の応急処置を行った。男性は1時間後には容体が安...

第15期第10回国会、10月20日開幕 45の法案・決議など審議 (17日)

 ファム・ミン・チン首相とチャン・タイン・マン国会議長は15日、第15期(2021年~2026年任期)国会第10回会議の準備に関する会合を共同で開催した。  第10回会議は10月20日に開幕し、42日間から45日間にわた...

25年8月新車販売台数統計、需要減少もビンファスト首位維持 (17日)

 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年8月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーターおよびビンファスト=VinFast含まず)は前月比▲18%減、前年同月比では+3%増の2万...

日系2社、国交省の事業受託でベトナムの空港のスマート化推進へ (17日)

 株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(東京都新宿区)は、国土交通省の「2025年度Smart JAMPスマートシティ実現に向けた調査検討業務(複数の要素技術の組合せ)」について、ダイナミックマッププラット...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved