先日、今年第一四半期(1月~3月)の海外派遣労働者数が1万7000人と発表されたが、海外派遣先で逃亡するベトナム人労働者は依然多く、今後の派遣者数減少にもつながりかねない事態となっている。
公式統計によると、昨年2005年の逃亡者数は25人。しかし、ベトナム人労働者受入先第2位である韓国労働省の調査によると、2005年末までに国内で違法行為に関与したベトナム人労働者の総数は1万1000人で、その大部分が逃亡労働者と見られている。
また、英国が昨年ベトナム人労働者受入を停止した理由の一つは、逃亡労働者による違法行為を懸念したためとされており、逃亡労働者に対する早急な対策が求められている。