日本学生支援機構(JASSO)が発表した2017年度外国人留学生在籍状況調査によると、2017年5月1日時点での日本におけるベトナム人留学生数は6万1671人で、前年度の5万3807人と比べて+14.6%(+7864人)増加した。
ベトナム人留学生は、全留学生の23.1%(前年度22.5%)を占めており、出身国・地域別留学生数で前年度と同じく中国(10万7260人、構成比40.2%)に次いで第2位につけている。
ベトナム人留学生の留学先は、高等教育機関が前年度の2万8579人から3万5489人へと増加し、出身国・地域別で第2位。また、日本語教育機関が前年度の2万5228人から2万6182人へと増加し、中国の2万7758人に次いで出身国・地域別で第2位となっている。
2017年度の留学生総数は前年度比+11.6%(+2万7755人)増の26万7042人で、このうちアジア地域からの留学生が全体の93.3%に当たる24万9242人、欧州地域が同3.2%に当たる8669人、北米地域が同1.2%に当たる3182人だった。
出身国・地域別留学生数で中国とベトナムに続く3位以下は、◇ネパール:2万1500人(構成比8.1%)、◇韓国:1万5740人(同5.9%)、◇台湾:8947人(同3.4%)、◇スリランカ:6607人(同2.5%)、◇インドネシア:5495人(同2.1%)、◇ミャンマー:4816人(同1.8%)、◇タイ:3985人(同1.5%)、◇マレーシア:2945人(同1.1%)となっている。
この調査は、日本の大学(大学院を含む)、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)、日本の大学に入学するための準備教育課程を設置する教育施設および日本語教育機関における外国人留学生の在籍状況を把握し、留学生施策に関する基礎資料を得ることを目的として、JASSOが毎年実施しているもの。