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米国のS&Pグローバル(S&P Global)が1日に発表した2023年1月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は前月比+1.0ポイント上昇の47.4だった。
ベトナムのPMIは、2021年4月に1年6か月ぶりの高水準となる54.7を記録したが、同年6月には8か月ぶりに50を割り、以降4か月連続で50を下回った。10月に再び50以上を回復してからは、2022年10月まで13か月連続で50を上回っていたが、2022年11月に14か月ぶりに50を割ると、今年1月の指数でも3か月連続で50を下回った。
1月は顧客の需要が引き続き弱まり、新規受注は3か月連続で減少した。これを受けて、生産量が小幅に減少した。ただし、2か月連続で減少していた海外からの受注数が増加に転じた。
生産コストが5か月連続で増加しており、増加率は昨年7月以降で最も大きかった。これを受け、メーカー各社は販売価格を引き上げた。増加率は直近6か月間で最高だった。
一方、生産向け原材料の購買活動が減少した。原料在庫と完成品在庫もいずれも減った。完成品在庫の減少幅は2021年6月以降で最も大きかった。雇用も3か月連続で減った。受注残の業務量も減少した。