ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

外国人観光客のビザ手続き緩和へ、6~12か月間のビザ免除試行も検討

2024/02/27 13:54 JST配信 (2024/02/28 13:48 JST最終更新)
(C) thanhnien
(C) thanhnien
  • 観光業の包括的・迅速・持続可能な発展へ
  • ビザ免除拡大、国境ビザ発給試行など
  • 外国人向けビザ手続きの改革推進

ファム・ミン・チン首相はこのほど、今後の観光業の包括的で迅速かつ持続可能な発展に関する指示第08号/CT-TTgを公布した。ベトナムの観光業は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による停滞期間を経た後、徐々に回復しており、特に国内観光は一定の成果を上げていると認めた上で、克服すべき点が多いと指摘した。

 ショッピングや娯楽、観光などのサービスへの支出額は依然として低く、観光サービスの価格は不安定で観光事業者の商品開発に影響を及ぼし、観光促進・宣伝業務は全体的・長期的視点に欠けているといった短所がある。

 こうした状況を受けてチン首相は、各機関や地方、観光業界に対し、「緊密・スムーズ・広範・包括的な連携や協力、持続可能な効果」をモットーに観光業の発展に取り組むよう求めている。

 一つの方策として、特に滞在期間の長さと旅行消費額の大きさで潜在性と発展性のある市場を対象とした外国人の条件付き出入国に関する優遇策や、一方的なビザ(査証)免除の拡大、国境ビザの発給の試行などを挙げ、公安省に外国人観光客向けの行政手続き改革を進めるよう指示している。

 また、旅行消費額が大きく大規模な市場からの観光客を対象とした6~12か月間のビザ免除、ヨーロッパや北東アジア、北米、インド、中東など富裕層や定年退職者の多い市場からの観光客を対象とした12~36か月間のマルチビザ発給の試行も検討する。

 現在ベトナムは25か国の国民にビザを免除しており、うち日本を含む13か国には一方的ビザ免除を行っている。2023年8月半ばからは全ての国の国民に電子ビザを発給し、有効期間を従来の30日間から90日間に延長、出入国回数を無制限にした。一方的ビザ免除を受けている国の国民の一時滞在期間は、従来の15日から45日に拡大した。

[Thanh Nien 16:37 25/02/2024, O].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
抗仏戦争の郵便配達員、地獄の10日間の記憶 (10:19)

 電気ショック、水責め、足指潰しなどの拷問を10日間にわたり受け続け、体重が20kg減ったにもかかわらず、郵便配達員だったレ・バン・トゥーさんは一言も口を割らず、通信の「生命線」を守り抜いた。  トゥ...

ハノイ:金メッキホテルが金粉エッグコーヒーを提供、1杯15万VND (18日)

 ベトナム戦争中にミルク不足のため、ハノイ市のメトロポールホテル(現ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ)のシェフだったグエン・バン・ザン氏が、代用品として卵黄を使用したことで誕生したエッグ...

米誌選出「世界で最もフレンドリーな国トップ10」、ベトナムが6位 (18日)

 米国の大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler=CN Traveller)」はこのほど、専門家と読者の投票で決まった「世界で最もフレンドリーな国トップ10」を発表した。同ランキングでベトナムは...

パスポート自由度、ベトナムは199か国中92位 (18日)

 コンサルタント会社ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)は、世界199か国・地域のパスポートおよび世界227か国・地域の渡航先を対象としたパスポート自由度ランキング(The Henley Passport Index)の最新...

AI法案、国家AIインフラ整備へ 26年施行の見通し (17日)

 科学技術省は、人工知能(AI)法草案を公表し、意見聴取を実施している。  国会での審議・可決を経て、2026年に施行される見通しだ。同法の施行により、ベトナムはAI技術の健全な発展と国際競争力の強化を目...

ホーチミン:カイメップ・ティバイ港でクルーズ船寄港停止の恐れ (17日)

 米国のクルーズ大手ロイヤル・カリビアン・グループ(Royal Caribbean Group)が運航する、外国人観光客4000人超を乗せた国際クルーズ船「オベーション・オブ・ザ・シーズ(Ovation of the Seas)」が、18日に予定...

ベトテル郵便、ダナンで物流センターを着工 (17日)

 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社である宅配大手のベトテル郵便[VTP](Viettel Post)は15日、南中部地方ダナン市のリエンチエウ工

カマウ省:ベトナム戦争の戦勝遺跡地区が完成 (17日)

 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は15日、チャンファン村でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam Doi - Cai Nuoc - Cha La)戦勝遺跡地区の完成式を開催した。  同戦勝遺跡地区は面積約3万m2で、...

ベトテルの子会社2社、ラオスで物流合弁会社を設立 (17日)

 ラオスの首都ビエンチャンで15日、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるスターテレコム(Star Telecom)とベトテル郵便[VTP](Viettel Post)に

大規模な消火器偽造ルートを摘発、「ドラゴン」ブランド (17日)

 ハノイ市警察は14日、市場で流通している「ドラゴン(DRAGON)」ブランドの消火器が偽造品であり、火災を消し止める能力がないとして、メーカーなどに対する捜査を進めている。  捜査によると、南部地方タイ...

韓国OCI、ベトナムのウエハー工場に投資 年産規模2.7GW (17日)

 化学関連事業を手掛ける韓国のOCIホールディングス(OCI Holdings)のマレーシア子会社で、太陽電池用ポリシリコンの製造を手掛けるOCIテラサス(OCI TerraSus)は、ベトナムにあるシンガポールの太陽光設備関連メ...

タインホア省:人民軍上将のアイン氏が党委書記に再任 (17日)

 北中部地方タインホア省共産党委員会が15日に開いた会議で、全会一致でグエン・ゾアン・アイン書記の再任が決まった。任期は2025~2030年。  アイン書記は1967年生まれの58歳で、ハノイ市出身。合同兵科指...

サンG、サン・フーコック・エアウェイズをお披露目 11月1日就航 (17日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)はハノイ市で15日夜、新たな航空会社「サン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)」を正式にお披露目した。  ベトナム初の「リゾート航空...

ベトナム、国連人権理事会の理事国に選出 2期連続3回目 (17日)

 国連総会は14日、国連人権理事会の理事国14か国の改選を行い、ベトナムが190か国中180か国の票を得て理事国に選出された。ベトナムの得票数はアジア太平洋グループで最多だった。任期は2026年から2028年まで。 ...

サングループ、ダナンで水上観光開発へ 投資総額560億円 (17日)

 南中部地方ダナン市人民委員会は、観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のハロン・サン(Ha Long Sun)を、水上観光インフラ整備プロジェクトの投資主体として正式に承認した。投資総額は約9兆88...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved