ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【ダナン編】ダナンジュラシックワールド〔後編〕

2016/05/05 08:24 JST配信

前回 のあらすじ)

ダナンに来てから、色々忙しくしていて、しばらくトレーニングから遠ざかっていたため、 すっかり 堕落したデブ となり果てた佐井でしたが、なんとか重い腰を上げて、ダナンの格安ジム Gym-Fitness Ng?c Tâm(ジム・フィトネス ゴックタム) にやってきました。

どすこい!

今回はダナンで一緒に仕事をしている中森君と一緒に来ています。

イケメン中森君

前回 は1階の片隅で異様な妖気を放つ階段前に立ったところで終了しましたが、遂にこの階段を上る時が来ました。

まるで、呪怨伽椰子 が下りてくる階段のよう

「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」――川端康成の小説「雪国」の一節ですが・・・

コツ・・・コツ・・・コツ・・・コツ・・・・

じゃーん

「階段を抜けると、そこは裸国だった」 ――裸の野郎だらけの危ない空間が待っていました。

正直、いい体してるのかどうか微妙な野郎どもです。

少なくとも、ジム内に張り出されている筋肉むきむきポスターのような体ではない面々が、上半身裸で一心不乱にトレーニングしています。

2階はフリーウェイト系のトレーニングエリアでした。

フリーウェイトトレーニングエリアといえば、一般人には立ち寄りがたいエリア。

僕もジムでトレーニングを始めたばかりの頃、タンクトップ姿でムキムキのトレーニー達が、 「ヴゥ―ヴゥ―」 という異様なうめき声をあげながらトレーニングしたり、時折鏡の前でポージングしたりする姿に、激しく威嚇されて委縮したことを覚えています。

しかし、そんな僕も、すでに10年を超えるトレーニング歴を重ねるうちに、 「ヴゥ―ヴゥ―」 と威嚇するほうの立場へと変化しました。

ちなみに、このエリアには

ダンベルに取り付ける用のウェイトをセットする ハンマーストレングス タイプの上級者向けマシンがラインアップされています。さすが裸国!!

「北斗の拳」で言えば 修羅の国 に該当する危険なエリアです。

というわけで、早速トレーニング。

北斗琉拳第三の羅将 的位置付けの中森君がベンチプレスを始めます。

やはり真剣にトレーニングしている姿っていいですね。

さらに顔アップで一枚。

ちょっとテレてる(永瀬匡さんに似ている気がするby編集部)

このジムには、ベンチが斜め上がりのインクラインベンチがあります。

そして、斜め下がりのデクラインベンチもあります。

ベンチプレス用のデクラインベンチが置いてあるジムは、ジム歴10年を超える佐井でも初めて見ました。

2階のエリアには、ベンチプレス台だけで5台もあります。

そして、 ベンチプレスをやっている人の裸率が高いです。

どうやら、ベトナム人裸トレーニーには、 胸筋が大人気 のようです。

こちらはダンベルエリアです。

片付け方がイマイチ、イマニ、イマサンな状況ですが、最大40kgまで色々なダンベルがあります。

早速40kgのダンベルを使用して、佐井が シュラッグ をしてみます。僧帽筋を鍛える肩の筋トレです。

ちなみに、佐井は元々肩こりがひどかったのですが、 シュラッグをするようになってから肩こりが無くなりました。

肩コリ持ちの方にはおススメのトレーニングです。

他にも、太ももを鍛えるためのレッグプレスマシン、スクワットマシンなど、色々な上級者向けマシンが所狭しと置いてあります。

やはり、2階はかなりの妖気あふれる危ないエリアでした。

でも、上半身裸であることを除けば、日本のジムのフリーウェイトエリアより威圧感はないです。

初心者の方も、勇気を出して足を踏み入れてみてください。

と、危険な空間はここまでにして、階段を下りて1階に戻ります。

裸国と違ってマイルドな雰囲気でほっとします。

こうしてみると、1階は2階に比べて初心者向けのマシンが置いてある感じで、初めてでも安心してトレーニングできるようになっていようです。

但し、このジムには、 エアコンが無い!

昼間に行くと熱くてトレーニングに集中できないのですが、そこは格安ジムなので仕方ないでしょう。

早朝か夕方以降が涼しくなってから行くことをおススメします。

ちなみに、ジムの傍らには、こんな秤が。

昔、佐井がコンビニでアルバイトしていたころ、こんな秤で宅急便の重さ量ってたなぁと、ノスタルジーに浸っていたのですが・・・

何と、トレーニング中の人たちがこの秤の上に乗って体重を量っていくではないですか。

この秤、体重計として利用されていました。

上に載ると針が見えないので、一人では計測できない。

よくよく見てみると、量れるのは100kgまで。

え、100kg、デブは計測不可能じゃないか・・・・。

何はともあれ、ダナンのローカルジム、激安なのにマシンや機材はとても充実していて、佐井も大満足なジムでした。

興味があれば、是非利用してみてください。

Gym-Fitness Ng?c Tâm(ジム・フィトネス ゴックタム)

著者紹介
佐井高志
ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」
日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。
このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。
2016年11月日本へ帰国。
2018年9月再度ダナンに駐在。
豚が如く
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
地場電機アサンゾ脱税事件、元会長に禁固4年半の判決 (5:00)

 ホーチミン市人民裁判所は17日、地場電機メーカーのアサンゾ・ベトナム(Asanzo Vietnam)元会長のファム・バン・タム被告(男・45歳)に、脱税罪で罰金20億VND(約1120万円)、密輸罪で禁固4年6か月および罰金1億VND...

商船三井、クアンニン省の賃貸工場開発にキャピタランドと共同参画 (4:24)

 株式会社商船三井(東京都港区)の準本社であるMOLアジア・オセアニア(MOL (Asia Oceania)、シンガポール)は、シンガポールの不動産会社キャピタランド(CapitaLand)グループの中核企業であるキャピタランド・イン...

ベトナム版「令和の虎」出演の野村氏、地場AIスタートアップに出資 (3:26)

 人材紹介立ち上げ支援事業を手掛ける株式会社AGENT SUCCESS(東京都渋谷区)代表取締役の野村真央氏が、ベトナム発の革新的な人工知能(AI)スタートアップであるAIVOSに対し、エンジェル出資を実施した。  今...

「おかけになった電話は…」の音声案内で知られる「国民的声」の主 (14日)

 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」とい...

「多摩ランタンフェスティバル」、多摩ニュータウンで10月開催 (2:55)

 日本総合住生活株式会社(東京都千代田区)は、10月11日(土)・12日(日)の両日、多摩ニュータウンの豊ヶ丘・貝取エリアで「多摩ランタンフェスティバル2025」を開催する。開催時間は両日ともに15時00分から20時00...

ハノイ:中央精神法医研究所党委所属の党員14人に除名処分 (18日)

 ハノイ市共産党委員会監査委員会は、保健省傘下の中央精神法医研究所共産党委員会(2020~2025年任期)に対し、警告処分を下した。  同研究所共産党委員会の指導力の欠如や監督・管理の怠慢により、所属する...

BAAとバンブー航空、国内初の准定期運送用操縦士の養成修了 (18日)

 ホーチミン市にあるパイロット養成センター「BAAトレーニングベトナム(BAA Training Vietnam)」で16日、ベトナム初となる准定期運送用操縦士(MPL)制度によるパイロット養成コースの修了式が開かれた。  こ...

コテコンズなど3社のJV、ロンタイン空港貨物ターミナル工事を落札 (18日)

 東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの施設建設)の投資主であるベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietna

ダナン:シクロツアーに多言語AIガイド搭載、GPS連動で名所解説 (18日)

 南中部地方ダナン市では、伝統的なシクロに最新技術を導入し、ベトナム語や英語、中国語、韓国語、日本語など15言語対応の自動ガイドシステムを搭載したシクロ観光ツアーを試験的に実施している。  同市観...

カインホア省:人民評議会議長が人民委員会主席に (18日)

 南中部地方カインホア省人民評議会は16日、同省共産党委員会筆頭副書記 兼 同省人民評議会議長のグエン・カック・トアン氏を同省人民委員会の新主席(2021~2026年任期)に選出した。  トアン氏は新主席就任...

ラムドン省党委副書記がタインホア省党委副書記に、人民委主席兼任 (18日)

 ベトナム共産党政治局の決定により、南中部地方ラムドン省共産党委員会筆頭副書記のグエン・ホアイ・アイン氏が、北中部地方タインホア省共産党委員会副書記(2020~2025年任期)に任命され、タインホア省人民委...

訪越の露プーチン大統領補佐官、ラム書記長と会見 (18日)

 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務めるニコライ・パトルシェフ氏と会見した。同氏は15日から18日までの日程でベトナムに滞在している。 ...

ビエンホア空港のダイオキシン除染、熱処理システム着工 (18日)

 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)除染プロジェクトで除染が完了した土地の引き渡し、ダイオキシン熱処理システムの着工、障がい者の生活の...

世界技術革新力ランキング、ベトナムは44位 低中所得国2位 (18日)

 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で、世界139か国・地域中44位となった。  低中所得国の中ではインドに続いて2位、東南アジア・東アジア...

高収益企業トップ500、ベトテルが1位に浮上 (18日)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ500(PROFIT500)」の2025年版で、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)がペトロベ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved