![]() (C) tapchicongthuong ![]() |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で遅れていたベトナム産ライチの日本への初輸出がようやく実現した。第1弾として、東北部地方バクザン省産のライチ1tが19日に日本へ空輸された。
バクザン省商工局のチャン・クアン・タン局長が明らかにした。同氏によると、翌20日にさらに4tを海上輸送により輸出し、翌週からは週2回のペースで輸出するという。同省は今年のライチ収穫期に計100tを日本へ輸出する予定。
これに先立つ3日、ライチの防疫や出荷処理などの検査を担当する日本人専門家がベトナムに特例入国した。
日本輸出向けライチは、農業農村開発省傘下の植物保護局に認定されたバクザン省の農園19か所で栽培されている。認定農園で収穫されたライチは、植物保護局と日本の農林水産省に認定された加工工場で臭化メチルくん蒸の処理を受ける。
日本人専門家が防疫や出荷処理などを検査し、日本輸出の可否を判定した上で、基準を満たしたライチのみが日本に輸出される。