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シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(Grab)のベトナム現地法人であるグラブベトナム(Grab Vietnam)はこのほど、ベトナムで展開中のスタートアップ支援プログラム「グラブ・ベンチャーズ・イグナイト(Grab Ventures Ignite)」第1シーズンの優良企業5社を発表した。
優良スタートアップ企業は、◇販売管理システム「ビーポス(bePOS)」、◇通信プログラミングプラットフォーム「ストリンギー(Stringee)」、◇バス予約アプリ「ゴーディ(Godee)」、◇インシュアテック「パパヤ(Papaya)」、◇人工知能(AI)を活用した音声処理技術プラットフォーム「ヴィビー(Vbee)」の5社で、参加企業13社の中から選ばれた。
「グラブ・ベンチャーズ・イグナイト」を展開するのは東南アジアの中でベトナムが初めてとなり、7月に開始した。スタートアップ企業の人材や参入分野の魅力度、製品の価値、事業モデルなどを評価して、プログラムへの参加の可否を決定する。参加企業には、総額100万USD(約1億0400万円)の支援を受ける可能性があるほか、別の投資ファンドに出資を呼びかける機会も得られる。
なお、2030年までを視野に入れた第4次産業革命(インダストリー 4.0)対応国家戦略計画によると、政府はハイテク分野のユニコーン企業(評価額が10億USD=1040億円以上の、未上場のスタートアップ企業)を2030年までに10社誕生させることを目指している。