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シンガポールのベンチャーキャピタル、モンクス・ヒル・ベンチャーズ(Monk’s Hill Ventures)とオンライン人材紹介会社グリンツ(Glints)はこのほど、東南アジアの技術人材の給与に関するレポートを発表した。
レポートはシンガポールとインドネシア、ベトナムの3か国で、スタートアップ企業の主な技術職の給与を比較している。
技術部長は、◇シンガポール:7500~1万USD(約82万3000~110万円)、◇インドネシア:2800~7000USD(約30万7000~76万8000円)、◇ベトナム:1000~5000USD(約11万~54万9000円)。
データサイエンティストは、◇シンガポール:2500~5000USD(約27万4000~54万9000円)、◇インドネシアとベトナム:1000~2000USD(約11万~22万円)。同じデータサイエンティストでもシニアクラスは、◇シンガポール:3500~8000USD(約38万4000~87万8000円)、◇インドネシア:1400~2300USD(約15万4000~25万2000円)、◇ベトナム:2000~5000USD(約22万~54万9000円)となる。
最高経営責任者(CEO)と最高技術責任者(CTO)の給与は、資金調達段階によって異なる。資金が500万USD(約5億4900万円)までのCEOの給与は、◇ベトナム:1000USD(約11万円)、◇シンガポール:4000USD(約43万9000円)。500万~1000万USD(約5億4900万~11億円)の段階では、◇ベトナム:6000USD(約65万9000円)、◇シンガポール:1万1500USD(約126万円)。
興味深いのは、CTOの給与が常にCEOを上回っていることだ。これはCEOが自社の技術スタッフを高く評価し、自分の給与を減らしてでも彼らの待遇を良くしていることを反映している。