
![]() (C)tienphong ![]() |
ホーチミン市のバックパッカー街として知られる1区ブイビエン(Bui Vien)通りが、アフターコロナで大勢の外国人で賑わっているのに対し、日本人街と韓国人街は客足の戻りがいまいちだ。今も多くの店舗が閉まったままで、街はひっそりと静まり返っている。
ベトナムが観光市場を開放して既に2か月経つが、1区の日本人街と7区の韓国人街を訪れる観光客は少なく、空の店舗の壁には、テナント募集のチラシがあちこちに貼られている
日本人街を訪れたティエンフォン紙の記者によると、以前観光客や出張者で賑わっていた各レストランや食堂はどこも客足がまばらで、遊びや食事のため、同地区に足を運ぶ人は多くないとしている。
レストラン「Fujiro」でマネージャーを務めるグエン・カム・トゥさんは、「コロナ以前と比べて外国人客の数は3分の1まで減りました。以前は週末になると250~300人のお客様が来店されましたが、今は100人程度。平日は80人ほどです」と語った。
さらにトゥさんは、「この地区のレストランは現地在住の日本人、韓国人、台湾人が現在の主な顧客となっています。外国人観光客は、ほぼいないと言っても差し支えありません。以前は午後4時ごろになると、大勢の人々が行き交って、各レストランは午後10時~11時まで営業していました。今は日本人街がひっそりとしており、レストランを訪れるお客様も少ないので、多くの経営者は営業再開の意思を示していません」と続けた。
またレストラン「鶏笑」でマネージャーを務めるボー・ティ・ベー・クインさんは、週末夜や祝日の客足は安定しているとしたが、それでもコロナ以前と比べると60%ほど少ないという。クインさんは「以前はひっきりなしにお客様が来店して、たいてい満席になっていたため、週末前は予約していただく必要がありました。今は平日だと平均50人ほどしか来店がなく、従業員の数の方がお客様より多い日もあります。近い将来、またお店に活気が戻ることを期待しています」と話した。