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日系コンビニエンスストアの「ミニストップ(Ministop)」と「セブンイレブン(7-Eleven)」は、米系「サークルK(Circle K)」や韓国系「GS25」など世界の競合他社に追いつくべく、2023年中に店舗数をそれぞれ200か所と115か所に増やす計画。
ミニストップは、ベトナム店舗数を2024年までに300か所に増やし、2025年までにさらに500か所に増やす。中国と韓国からは段階的に撤退し、唯一の海外市場となるベトナムにリソースを集中させる考えだ。
一方のセブンイレブンも2028年までにベトナム店舗数を500か所に拡大する計画。セブン&アイ・ホールディングス(Seven & i Holdings)は今年2月、ベトナム店舗網の拡大に向けて、ベトナム国内で店舗網を運営するセブン・システム・ベトナム(Seven System Vietnam=SSV)の増資を実施。資金面だけでなく、日本から専門家を派遣し、経営・管理を強化していく方針。
ちなみに、ミニストップとセブンイレブンがベトナム1号店をオープンしたのはそれぞれ2011年と2017年のことだった。ミニストップは当初、2016年までに店舗数を500か所に増やす計画だったが、これは未だに実現していない。セブンイレブンの2023年1月時点における店舗数も79か所に留まっている。
ミニストップはベトナム人の食習慣に合わせて、店舗で野菜や果物などの生鮮食品や各種調味料の販売を行うなど、ローカライズで工夫しながら店舗展開と店舗網の拡大を図っている。
なお、サークルKの店舗数は約400か所、GS25の店舗数は208か所となっており、ミニストップとセブンイレブンの店舗数を大きく上回っている。