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- ラム書記長、露国営石油会社の社長と会見
- ベトナム国営企業との共同開発実績を報告
- ロシア側は長期的な協力拡大に意欲
トー・ラム書記長は11日、ロシア公式訪問の一環として、ロシア国営石油会社ザルベジネフチ(Zarubezhneft)のセルゲイ・クドリャショフ(Sergei Kudryashov)社長とモスクワで会見した。
クドリャショフ社長はこの席で、同社とベトナム国営ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)が、ベトナムおよび地域市場向けの近代的な液化天然ガス(LNG)サプライチェーン構築を目指し、天然ガスプロジェクトおよびLNGターミナルの開発を共同で進めていると報告した。
両社は、洋上風力発電やグリーン水素といった再生可能エネルギー分野においても研究・実証を加速しているという。同社長は、現在進行中の共同プロジェクトが高い成果を上げているとし、ベトナムとの長期的かつ持続可能な協力の拡大に意欲を示した。
これを受けたラム書記長は、エネルギー・石油ガス分野が両国の包括的・戦略的パートナーシップにおける重要な柱であると強調。ベトナム商工省とロシアエネルギー省、両国企業間の効果的な連携を歓迎し、両国間の包括的・戦略的パートナーシップの枠組みに基づき、企業間の協力拡大を支持することを確認した。
なお、これに先立つ10日には、クレムリン宮殿でラム書記長とウラジーミル・プーチン大統領の立ち会いの下、ザルベジネフチ、PVN、PVN傘下のペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)の3社間で、南シナ海の鉱区12/11の天然ガス販売契約が締結された。