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- 国際基準「4E」準拠の国際空港を建設
- 北部主要空港とのアクセスに優れた好立地
- 鉄道インフラとのアクセスも良好
北部紅河デルタ地方ニンビン省人民委員会はこのほど、ニンビン国際空港建設案を建設省に提出し、同空港を国家空港システム計画に追加するよう要請した。
提案によると、ニンビン国際空港は同省リエムトゥエン街区に立地し、周辺の主要交通拠点へのアクセスに優れている。具体的には、ハノイ市ノイバイ国際空港から約80km、紅河デルタ地方ハイフォン市カットビー国際空港から約85km、北中部地方タインホア省トースアン空港から約85km、北部紅河デルタ地方バクニン省で建設中のザービン国際空港からは約63kmの距離にある。
鉄道インフラとの接続性も高く、南北高速鉄道の主要駅であるフーリー駅まで5km、ナムディン駅まで17km、ニンビン駅までは43kmという立地条件。
ニンビン国際空港は、国際民間航空機関(ICAO)の定める国際基準「4Eレベル」に準拠し、2本の平行滑走路を備える。敷地面積は約720haで、年間旅客処理能力は1000万人、将来的な拡張にも対応可能な設計となっている。
これに先立ち、地元企業のスアンチュオン(Xuan Truong)社が書記長および首相宛に文書を送り、同様の空港建設を提案していた。同社はまた、チャンアン・バイディン遺産地区までを結ぶ幹線道路2本の整備、さらにダイ川とホアンロン川に架かる橋9本の建設も提案しており、ニンビン省を全国的な文化・観光拠点として発展させる計画を打ち出している。
空港および関連インフラの整備には、ニンビン省の地方予算および企業からの資金を活用し、国家予算は使用しない方針。道路と橋の工期は、いずれも12か月以内と見込まれている。