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- 「ベトナム・エドテック白書」25年版
- ベトナムのエドテック市場規模約50億USD
- 25~26年の市場の成長見通し良好
ベトナムは、エドテック(EdTech=ITを活用した教育サービス)市場が最も急速に成長している国のランキングでトップ10に入っており、東南アジアではシンガポールやインドネシアと並んで最も潜在成長力のある市場と評価されている。このほど発表された「ベトナム・エドテック白書」2025年版で明らかになった。
白書によると、ベトナムのエドテック市場規模は約50億USD(約7370億円)と推定されている。2024年の総売上高は約3億6000万USD(約531億円)で、約750社のエドテック企業がハードウェアやソフトウェア、教育サービスなどを提供している。
2025~2026年の同市場の成長見通しは良好で、年平均成長率(CAGR)は+11~13%と予測されている。
オンライン教育部門については、2025年の売上高が3億9750万USD(約586億円)に達し、2025年から2029年にかけてCAGR+12.08%で成長するほか、ユーザー数は2029年に1180万人に達すると予想されている。
ベトナムのエドテック市場への投資も急増しており、2024年にはスタートアップ企業に計2億USD(約295億円)が投入された。
エドテックエージェンシー(EdTech Agency)の創業者 兼 最高経営責任者(CEO)のグエン・ホン・ハイン氏は、海外投資の誘致政策と民間教育への優遇措置により、2025年に国内のエドテック市場で合併・買収(M&A)が活発化するとの見方を示した。