(C) thanhnien, ベトナム映画「De mai tinh 2」の一幕 |
ベトナムの映画市場で最近、国産映画が記録的なヒットを連発している。興行収入が100万USD(約1億2000万円)を軽く超えるメガヒット作品も続々と誕生しており、ハリウッドによるビッグバジェットの大作を抑えて、国産映画が興行収入トップを記録している。
2014年公開のチャーリー・グエン監督作品「De mai tinh 2(英題:Fool for Love 2)」は、2か月の上映期間で1000億VND(約5億6000万円)の興行収入を記録。「De mai tinh 2」は、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなどの性的少数者)をテーマとした話題作で、海外のメディアにも取り上げられた。
2014年は、製作費200億円をかけたディズニーの3Dアニメ大作「ベイマックス(原題:Big Hero 6)」も公開されたが、こちらは興行収入340億VND(約1億9000万円)に留まっている。2013年の「アイアンマン3」も興行収入は660億VND(約3億7000万円)で、同年公開のベトナム映画「Teo em(英題:Young Teo hay Little Teo)チャーリー・グエン監督作品」の興行収入800億VND(約4億5000万円)には及ばなかった。
それ以外にも昨年は、ビクター・ブー監督のホラー映画「Qua tim mau(英題:Vengeful Heart)」が850億VND(約4億7000万円)の興行収入を記録するなど、ベトナム映画のメガヒットが続いた。こうした状況を受けて、今年は例年になく数多くのベトナム映画が封切られる予定で、ベトナムの観客のニーズにマッチした国産映画の勢いは当分続きそうだ。因みに、アメリカ映画協会の発表によると、2014年におけるベトナムの映画興行収入は7860万USD(約94億円)で、前年から5倍に増加したという。
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