ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

歌姫カイン・リー、41年ぶりにプロデビューの地サイゴンで公演

2016/09/08 06:00 JST配信
(C)  Vnexpress, カイン・リー
(C) Vnexpress, カイン・リー 写真の拡大.

 ホーチミン市文化スポーツ局はこのほど、越僑の歌手カイン・リー(71歳)に対して、市内で開催予定のチャリティコンサート「人愛の輪(Vong tay nhan ai)」での公演を許可した。これにより、激動のベトナム戦争の時代を生きた歌姫カイン・リーの唄声が41年の時を経てサイゴン(現在のホーチミン市)にかえってくることになった。

 カイン・リーは、国民的音楽家である故チン・コン・ソン氏の作詞・作曲による「美しい昔(Diem Xua)」など、同氏の楽曲を中心に歌って人気を博したが、ベトナム戦争終結直後にボートピープルとして国を脱出し、米国へ移住。その後、2014年になってようやく、ベトナム政府から国内での公演を正式に許可された。

 2014年に帰国してからの2年間で、ハノイ市、北中部地方トゥアティエン・フエ省、南中部沿岸地方ダナン市、南中部高原地方ラムドン省ダラット市、東南部地方ドンナイ省などでチャリティ公演を行ってきたが、プロシンガーとしての道を歩み始めたサイゴンでの公演は帰国後これが初めて。カイン・リーにとって、サイゴンはチン・コン・ソン氏との思い出が溢れた特別な場所だ。

 なお、今回のチャリティコンサートは、ホーチミン市5区のエクアトリアルホテルで9月18日(日)に行われ、カイン・リーのほかに、レ・トゥ、トゥアン・ゴック、ホン・ニュン、ホン・バン、クアン・タイン、ニャット・ハーら実力派の歌手が多数出演する。

【関連記事】

歌姫カイン・リー、23年1月7日に東京公演 ゲストに加藤登紀子 (2022/12/26)
国民的音楽家の故チン・コン・ソンの人生を映画化、21年公開予定 (2019/04/03)
加藤登紀子さん、故チン・コン・ソン生誕80年音楽祭に出演―4月開催 (2019/03/05)
国民的音楽家の故チン・コン・ソン生誕80周年、幻の楽曲発売 (2019/03/04)
国民的音楽家の故チン・コン・ソン楽曲ライブ、宗像市で開催 (2017/09/26)
歌姫カイン・リー、初の5枚組CDボックスを国内発売 (2015/05/22)
歌姫カイン・リーのビンズオン省コンサートが延期に、最愛の夫が死去 (2015/01/16)
歌姫カイン・リー、5月9日にハノイで一夜限りの帰郷コンサート (2014/04/15)

[Thoai Ha Vnexpress 3/9/2016 | 09:25 GMT+7U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
クオン国家主席、訪越のブルネイ国王と会談 貿易額倍増目指す (6:34)

 ルオン・クオン国家主席は1日、国家主席の招きによりベトナムを公式訪問したブルネイのハサナル・ボルキア国王と会談した。双方は、両国関係を包括的に強化する方針で一致した。  双方は、首脳級を含む各レ...

ラム書記長がラオス訪問、建国50周年記念式典に出席 (6:21)

 トー・ラム書記長は、ラオス建国50周年記念式典への出席に合わせて、1日と2日にラオスを公式訪問した。ラム書記長は1日、トンルン・シースリット国家主席 兼 ラオス人民革命党中央委員会書記長と会談した。 ...

事故で切断の手、仮移植した脚から腕への再接合手術に成功 (5:41)

 ホーチミン市のビンズオン総合病院は11月30日、約2か月前に切断された手を脚に仮移植した妊婦のPさんに対し、手を脚から元の腕に戻す再接合手術を行い、成功したと発表した。  Pさんは現在、妊娠34週で、双...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

ハノイ:メトロ3号線、TBM1号機が4駅区間の掘削完了 (5:11)

 ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の地下区間工事は1日、トンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)の1号機「タントック(神速=Than Toc)」が同区間の終点であるS12駅(ハノイ駅)に到達し...

イーレックス、トゥエンクアンバイオマス発電所のEPC契約締結 (4:27)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)の100%出資子会社であるイーレックス・トゥエンクアン・バイオマスパワー(erex Tuyen Quang Biomass Power)は2日、

川崎近海汽船、ベトナムに駐在員派遣 事業基盤強化へ (4:24)

 川崎近海汽船株式会社(東京都千代田区)は11月20日、ベトナムに駐在員を派遣した。派遣先は、親会社である川崎汽船株式会社の海外グループ会社であるケイライン・ベトナム(”K” Line (Vietnam)、ホーチミン市)の...

エージェンシーアシスト、新たなICT開発拠点をホーチミンに設立 (3:08)

 加工部品調達やマシナリー、計測などのサービスを展開する株式会社エージェンシーアシスト(京都府久世郡)のグループ会社であるエージェンシーアシスト・ベトナム(Agency Assist Vietnam、南部地方タイニン省)は...

ベトナムハッピーフェスト2025、ハノイで12月5日から開催 (2:14)

 文化スポーツ観光省は、ハノイ市のホアンキエム湖歩行者天国で「ベトナムハッピーフェスト2025(Vietnam Happy Fest 2025)」を12月5日(金)から7日(日)にかけて開催すると発表した。  同イベントは、文化スポ...

新政令、居住地変更を怠ると最大2.4万円の罰金 (2日)

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)によると、居住管理に関する行政違反の罰則が強化される。同政令は、政令第144号/2021/ND-CPに代わるもの。 ...

イオンベトナム、ドンタップ省でSC着工 27年開業予定 (2日)

 イオン株式会社(千葉県千葉市)のベトナム法人イオンベトナム(AEON Vietnam)は11月29日、南部メコンデルタ地方ドンタップ省(旧ティエンザン省)ミトー街区で商業施設「イオン・ミトー(Aeon My Tho)」の着工式を開...

「K-POPの父」イ・スマン氏、ザライ省で観光複合施設を開発へ (2日)

 南中部地方ザライ省人民委員会はこのほど、K-POP産業のパイオニアであり、「K-POPの父」と称される韓国の著名なプロデューサーのイ・スマン氏が共同会長を務めるブルーミング・スカイ(Blooming Sky)社に対し、...

ジャックフルーツ、公式ルートで中国輸出 (2日)

 農業環境省はこのほど、中国海関総署(GACC)との間で、ベトナムのジャックフルーツの生果実の中国輸出に関する議定書に署名した。  これにより、ベトナムのジャックフルーツの生果実が公式ルートを通じて中...

ジェイテクト、ベトナム2大都市に新拠点を開設 市販ビジネス強化 (2日)

 ステアリングシステムや軸受、駆動部品などの製造・販売を手掛ける株式会社ジェイテクト(愛知県刈谷市)は、産機分野およびアフターマーケットにおけるベアリング需要が伸長しているベトナムでの販売網強化を目...

ベトナム、26年3月から全国で自動車排ガス基準を適用 (2日)

 チャン・ホン・ハー副首相は、自動車排ガス基準の適用スケジュールを定めた首相決定第43号/2025/QD-TTgに代行で署名した。同決定は2026年3月1日に施行され、大気汚染対策と都市部の交通環境改善に向けた措置と...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved