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加藤登紀子さん、故チン・コン・ソン生誕80年音楽祭に出演―4月開催

2019/03/05 03:21 ICT配信

 歌手の加藤登紀子さんが、4月2日(火)と3日(水)にホーチミン市民劇場(Nha hat Thanh pho)で開催される音楽イベント「Nho Trinh Cong Son 2019 (チン・コン・ソンを偲んで2019)」に出演する。イベントはベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン氏の生誕80年を記念して親族が企画したもの。

 加藤さんは1965年のデビュー以降、シンガーソングライターとしてシャンソンや歌謡曲、ポップスなどの分野で幅広く活躍し、現在は星槎大学共生科学科の客員教授として教鞭も取っている。ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン氏の楽曲に感銘を受けた加藤さんはかつてソン氏の元を幾度も訪れた。

 チン・コン・ソン氏の楽曲のうち日本で最も広く知られているのが「Diem Xua」を日本語でカバーした「美しい昔」。ベトナムでは女性歌手のカイン・リーさんが歌い一躍人気を博し、日本では加藤さんが1997年に自身のアルバム「TOKIKO・CRY 美しい昔」に「美しい昔」を収録。加藤さんはこれまでにベトナムで開催されたイベントでも同楽曲を披露し、現在では多くの日本人歌手により歌い継がれている。

 ソン氏の楽曲は「美しい昔」のほかにも「Ngu di con」を日本語でカバーした「お眠り坊や」を収録したレコードが200万枚発売され日本ゴールドディスク大賞を受賞した。

 カイン・リーさんはベトナム戦争終結直後にボートピープルとして国を脱出し、米国へ移住。その後、2014年にベトナム政府から国内での公演を正式に許可されベトナムでの活動を再開。カイン・リーさんが1980年代初頭と2014年に日本を訪れた際には加藤さんとも交流を持った。

 「Nho Trinh Cong Son 2019 (チン・コン・ソンを偲んで2019)」には加藤さんのほか、ホン・ニュン(Hong Nhung)、バン・キエウ(Bang Kieu)、レ・クエン(Le Quyen)などのベトナム人アーティストも多数出演する。

 イベントに先立って3月30日には1区ホアルー競技場で来場者2万人に対して入場無料の音楽祭が、4月1日には1区グエンバンビン(Nguyen Van Binh)通りのブックストリートでの音楽祭とホーチミン市民劇場前での「Trinh Cong Son trong toi (私の中のチン・コン・ソン)」と題した絵画コンクールの開催が予定されている。

 4月1日にはグエンバンビン通りのブックストリートでソン氏の法要も執り行われる予定で、加藤さんも出席する。

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