ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナム映画「走れロム」、6月11日から日本公開

2021/04/15 05:37 JST配信

 ベトナム映画「走れロム(原題:Rom)」が、6月11日から日本で公開される。同日からヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか順次公開となる。配給はマジックアワー。

 劇場公開に先立ち、3月5日から14日にかけて開催された「第16回大阪アジアン映画祭」の特別招待作品部門で日本初上映となった。

 チャン・タイン・フイ氏が監督・脚本を手掛け、「青いパパイヤの香り」や「夏至」などで知られるトラン・アン・ユン氏がプロデューサーを務める。主役のロムを演じるのは、監督の弟であるチャン・アイン・コア。

 「走れロム」は、サイゴンの裏町にある古い集合住宅が舞台。14歳の孤児ロムは、大金が当たる違法宝くじの当選番号の予想屋として生計を立てていた。地上げ屋から立ち退きを迫られている住民たちを救うため、自身の生き別れた両親を捜すため、夢を叶えるためにロムは一攫千金の危険な賭けに挑む。

 2019年10月に開かれた第24回釜山国際映画祭(24th Busan International Film Festival=BIFF)のニューカーレンツ部門(新人監督コンペティション部門)で最優秀作品賞を受賞し、2020年9月にベトナムで、同年12月には台湾でも公開された。

 映画は釜山国際映画祭が初公開となったが、ベトナム文化スポーツ観光省傘下映画局の許可を得ずに映画祭に出品したとして、制作会社は罰金4000万VND(約19万1000円)の行政処分を科された。

 その後、暴力的なシーンのカットなどの編集を経て、2020年3月にベトナム国内での上映が許可されたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で公開が延期され、9月の公開となった。

【関連記事】

ベトナム映画「走れロム」主演俳優、ローマで開催のアジアン映画祭で受賞 (2021/07/06)
ベトナム映画「走れロム」特別先行上映会、ゲストの岩井志麻子氏が赤裸々トーク (2021/06/30)
ベトナム映画「走れロム」、トークショー付特別先行上映会を6月28日開催 ゲストに岩井志麻子氏 (2021/06/18)
ベトナム映画「走れロム」、日本公開日を7月9日に変更 予告編解禁 (2021/05/13)
ベトナム映画「走れロム」、6月に日本公開 大阪アジアン映画祭でも上映 (2021/02/27)
釜山国際映画祭、ベトナム映画「Rom」が受賞―ベトナム当局の許可得ず罰金処分 (2019/10/21)
LGBT描くベトナム映画「Goodbye Mother」など、釜山国際映画祭に出品 (2019/09/18)

[2021年4月13日 ベトジョーニュース A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
国会、人口法を可決 第2子出産で産休延長・社会住宅優先 (6:21)

 国会は10日、人口法を賛成多数で可決した。同法は8章・30条で構成され、2026年7月1日に施行される。  同法には、代替出生率(長期的に現在の人口規模を維持できる出生率)の維持を目的とした複数の措置が盛り...

ドンナイ省:メトロ1号線のロンタイン空港延伸、投資総額3600億円 (6:15)

 東南部地方ドンナイ省人民評議会は10日、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を同省の新行政センターおよび建設中のロンタイン国際空港まで延伸する計画を承認した。  ドンナ...

ホーチミン:聖母マリア教会の新しい十字架が到着、聖別の儀式 (5:23)

 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で8日、同市大司教区のグエン・ナン大司教が、新しい2本の十字架の聖別の儀式を執り行った。これにより、教会修復事業の最も重要な項目の1つがほぼ完了したことにな...

車いすでピックルボールに打ち込む人々 (7日)

 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道のりを三輪バイクで走り、ピックルボールに打ち込んでいる。フアンさんにとって、ピックルボールは障がいへ...

伊ピアジオ、ベトナムでのバイク累計生産200万台突破 (5:08)

 イタリアのバイク・自動車メーカーであるピアジオ(Piaggio)の現地子会社ピアジオ・ベトナム(Piaggio Vietnam)は、2007年の進出から18年で、ベトナムにおけるバイクの累計生産台数が200万台に達したと発表した。...

ハロン湾クルーズ、世界的アワードで2年連続受賞 (4:58)

 2025年度の「ワールド・クルーズ・アワード(World Cruise Awards=WCA)」がこのほど発表され、東北部地方クアンニン省に本社を置くベトトゥアン運輸(Viet Thuan)が運航する「グランド・パイオニアクルーズ(Gran...

ベトジェットエア、12月12日限定で運賃100%割引キャンペーン (4:07)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、12月12日(金)のベトナム時間午前0時から23時までの1日限定で、すべてのベトナム国内線と国際線の航空券を対象に、

ベトジェットエア、ホーチミン~マニラ線をデイリー運航に (3:37)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は12月19日、ホーチミン市とフィリピンのマニラを結ぶ直行便を増便し、デイリー運航とする。  出発時

ワークアカデミー、HUTECH大学などと教育・人材育成で協力 (2:26)

 大学授業運営や資格講座運営などの教育サービスを展開する株式会社ワークアカデミー(大阪府大阪市)は11月28日、ホーチミン市技術大学(HUTECH)およびゴエン・ビジネス・トレーニング(GOEN Business Training)と...

国会、改正税務管理法を可決 課税方式を定額から売上ベースに (10日)

 国会は10日、改正税務管理法を賛成多数で可決した。同法は9章・53条で構成され、2026年7月1日に施行する。ただし、一部の規定は2026年1月1日に前倒しで施行する。  同法では、適用対象を拡大し、ベトナムで...

フーコック国際空港、26年年初からサングループが運営引継ぎ (10日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン空港社(SAC)は、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島)におけるベトナム空港社[ACV](Airpor

インボイス不発行の罰金額を規定、26年1月施行の新政令 (10日)

 税務・インボイスに関する行政処分を規定した政令第125号/2020/ND-CPの一部を改正・補足する政令第310号/2025/ND-CP(2026年1月16日施行)では、税務・インボイス違反に対する処分内容が更新される。  新政令...

THACOと韓国現代ロテムが戦略提携、高速鉄道車両の国内生産で (10日)

 地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)は4日、鉄道車両や軍用兵器等を生産している韓国の現代ロテム(ヒョンデロテム=Hyundai Rotem)との間で、ベトナムの高速鉄道お...

電動車両の充電サービス向け電気料金、最大25円/kWhに (10日)

 商工省はこのほど、電動車両の充電サービスに対する小売電気料金の規定を盛り込んだ通達第60号/2025/TT-BCTを発出した。同通達は、一部条項を除き即日施行された。  電動車両の充電サービスに対する小売電...

ベトナム・カンボジア首相が会談、新たな国際国境検問所も開通 (10日)

 ファム・ミン・チン首相とカンボジアのフン・マネット首相は8日、タンナム(ベトナム南部地方タイニン省)・メウンチェイ(カンボジア南部プレイベン州)国際国境検問所の開通式の共同主宰に合わせて、会談を行った...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved