このところホーチミン市では赤十字職員をかたった人物が、高齢者が一人でいる家を訪れ、マッサージなどで油断させた隙に盗みを働く犯罪が横行している。
最近被害に遭った同市11区在住のDさん(67歳・女性)の場合は、タンビン区の赤十字職員だと名乗る30歳ぐらいの女が「11区の赤十字職員は熱心でないので、私が替わりにお世話しに来ました」とやって来たという。
この女は検査の邪魔になると言ってDさんが身に付けていたネックレスや指輪などのアクセサリーをはずして棚にしまわせ、血圧を測ったりマッサージしたりしたが、10分ほどで「次の家へ行くから」と言ってあわただしく姿を消してしまった。このため不審に思ったDさんが調べたところ、棚にしまったばかりのアクセサリーがなくなっていたという。