南中部沿岸地方クアンガイ省ビンソン郡で4日午後、泥酔した運転手が運転する長距離バスが暴走する事故が発生した。バスは約30キロにもわたって暴走した後、排水溝にタイヤを取られて停止したが、幸いなことに怪我人はなかった。
警察によると、この長距離バスはダラット・ニャチャンのバスツアーに参加した乗客19人を乗せて、北中部クアンチ省に向かっていた。事故を起こす前、昼食を取った際に運転手がビールを飲んで酔っ払っているのを見た乗客らは身の危険を覚え、他のバスに乗り換えていたため、事故発生時には乗客は乗っていなかった。
運転手は酩酊状態のまま、国道1号を約30キロにわたって運転し、他のトラックや電柱などに衝突しながら走行。フロントガラスやバックライトが壊れ、ドアが外れた状態となり、排水溝に転落したところで停止した。駆け付けた警察の手により運転手は車外に出されたが、その時点でもひどく酔っ払っており、芝生の上で熟睡していたという。
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