ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ホーチミン:路上ブンボー店、ユーモラスな店内規定で大人気

2015/03/30 16:17 JST配信
(C) kenh14 店主のズンさん
(C) kenh14 店主のズンさん 写真の拡大.
(C) kenh14 「店内規定」の看板
(C) kenh14 「店内規定」の看板 写真の拡大

 ホーチミン市4区1街区にあるトンタットトゥエットマンションの近くに、いつも大勢の客で賑わうブンボー(ピリ辛牛肉入りスープ麺)の路上店がある。店主の料理の腕前も確かだが、人気の理由はそれだけではない。

 同店には「店内規定」なる看板が掲げられており、その内容が何ともユーモラスで客の心を引き付けている。この店内規定には、下記のような内容が書かれている。

1.インターネットで店主の悪口を書き込んではいけない。
2.この店のブンボーは、フエ風ではない。口に合わなくても食べ切ること。食べ切らなくても代金は支払うこと。
3.現金がなければ、不動産所有証明書や結婚証明書など、トイレットペーパー以外の紙を担保として預かる。
4.50万VND(約2780円)札までのベトナムドンのみ受け取る。外貨は一切受け取らない。
5.本規定を読み終えてブンボーが冷めてしまったとしても、当店は責任を一切負わないものとする。

 店主のグエン・ホアン・アイン・ズンさん(男性・48歳)は、以前は芸能関係の職に就いていたといい、今から約1年前に同店をオープンした。ユーモアあふれる性格とその料理の腕前で、多くのリピーターを得ている。

 同店のブンボーは1杯3万VND(約167円)と良心的。営業時間は15時30分から19時30分までだが、売れ残れば21時まで延長することもある。

 なお、この「店内規定」に関する記事がマスコミで報じられた後、当局関係者は「内容に不適切な部分がある」として、看板を取り外した。ズンさんは、「看板の内容は他人に害を与えるものではない。また新たに作って掲示する」とコメントしている。

[Kenh14, 12:00 (GMT+7) 26/03/2015, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
第19回ホーチミン国際観光展、9月4日から開催 (2:47)

 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, phuong Tan My, TP. Ho Chi Minh)で9月4日(木)から6日(土)まで、「第19回ホーチミン国際観光展...

戦没者の写真をカラーで復元、遺族に寄り添う写真家 (24日)

 北中部地方タインホア省在住の写真家であるレ・テー・タンさん(男性・1988年生まれ)はこの3年間、同省サオバン村の国道47C号線沿いにある小さな写真店で、約500枚もの戦没者の写真を無償で復元し、多くの遺族の...

故ホー主席の元護衛、タイプライターなど遺品2点を寄贈 (23日)

 故ホー・チ・ミン主席がかつて居住・執務していたハノイ市の主席府内にある故ホー・チ・ミン主席遺跡区はこのほど、ホー主席の元護衛で、同遺跡区の元所長でもあるチャン・ビエット・ホアン氏より、ホー主席の...

ハノイ:古都を巡る2階建て豪華観光列車をお披露目、9月運行開始 (23日)

 ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)は19日、ハノイ市のハノイ駅(Ga Ha Noi)で、2階建て観光列車「ザ・ハノイ・トレイン(The Hanoi Train)」と、生体認証技術を用いたチケット管理システムをお披露目し...

ホーチミン:9月2日に建国80周年を祝う打ち上げ花火を実施 (23日)

 ホーチミン市人民委員会は、8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一環として、9月2日(火)の午後9時から15分間にわたり、打...

ベトナム人のAI満足度、国産「AI Hay」がGemini上回る (22日)

 地場市場コンサルタント会社デシジョンラボ(Decision Lab)が全国600人の利用者を対象に実施した「ベトナム人消費者の人工知能(AI)利用状況レポート」2025年版によると、国内で開発されたAIプラットフォーム「AI...

軍事パレードのリハーサル中に暴走バイク侵入、警官1人が重傷 (22日)

 21日夜、ハノイ市で発生した暴走バイクによる事件が国内で大きな波紋を呼んでいる。この事件では、バイクに乗った2人組の男が建国80周年軍事パレードのリハーサルで通行禁止となった道路に侵入し、警備中の警察...

ロンソン石油化学コンプレックス、1年ぶりに再稼働 (22日)

 タイのサイアムセメントグループ(SCG)傘下のロンソン・ペトロケミカルズ(Long Son Petrochemicals=LSP)は20日、約1年間の稼働停止を経て、ホーチミン市(旧バリア・ブンタウ省)のロンソン石油化学コンプレック...

ハノイ:日本からベトナムに荷物を違法輸送、4人起訴 (22日)

 ハノイ市人民検察院は、日本からベトナムへの荷物の違法輸送事件について起訴状を発行した。事件は2023年12月にハノイ市ノイバイ国際空港で発覚し、関与したベトナム人被告4人が起訴された。  起訴されたの...

CMC技術、AI分野の新会社を設立 国産AIを世界展開へ (22日)

 地場テクノロジー企業のCMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)は21日、人工知能(AI)分野の新会社「CMCオープンAI(CMC OpenAI=C-OpenAI)」を正式に設立した。  こ

ホーチミン:観光客向け「グルメパスポート」展開、食の街アピール (22日)

 ホーチミン市観光局は19日、2025年の観光客誘致と需要刺激策に関する会議を開き、観光客を惹きつけ、特別な体験を提供するための新たなプログラムを多数紹介した。  注目されるのが、フーディ(Foody)が展開...

FPT、国内最大のラック数を誇るデータセンターを稼働開始 (22日)

 国内IT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は20日、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHTP)でデータセンター「FPT Fornix HCM02」の稼働を開始した。  

韓越のレアアースメーカー、ベトナムに合弁会社を設立へ (22日)

 韓国のレアアース磁石メーカーであるノバテック(Novatech)はこのほど、ベトナムのコングロマリット(複合企業)スアンカウ・ホールディングス(Xuan Cau Holdings)の子会社であるレアアースメーカーのカインアン・...

松屋、ベトナム料理「コムタム風ポークライス」を日本全国で発売 (22日)

 株式会社松屋フーズホールディングス(東京都武蔵野市)は8月26日午前10時から、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」で、「外交メニューベトナム編」としてベトナムの伝統料理を松屋流にアレンジした「コム...

ベトナムのエドテック市場、急成長ランキングで世界トップ10入り (22日)

 ベトナムは、エドテック(EdTech=ITを活用した教育サービス)市場が最も急速に成長している国のランキングでトップ10に入っており、東南アジアではシンガポールやインドネシアと並んで最も潜在成長力のある市場...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved