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女子大生強姦殺人事件、主犯格の妻ら3人逮捕―「私の部屋ではするな」

2019/03/26 03:22 JST配信
(C) zing, トゥー容疑者
(C) zing, トゥー容疑者 写真の拡大.

 テト(旧正月)の連休中に発生した西北部地方ディエンビエン省ディエンビエン郡での女子大生強姦殺人事件で、同省警察は21日、強姦や犯人蔵匿などの容疑で3人を新たに逮捕したことを明らかにした。

 逮捕されたのは、ファム・バン・ズン容疑者(男・47歳)、カム・バン・チュオン容疑者(男・45歳)、ブイ・キム・トゥー容疑者(女・44歳)の3人。トゥー容疑者は2月に逮捕されたブイ・バン・コン容疑者(男・44歳)の妻。

 新たに逮捕された3人を含め、警察はこれまでに容疑者として計8人を強盗、拉致、強姦、殺人、麻薬違法所持などの容疑で逮捕している。

 主犯格のコン容疑者とブオン・バン・フン容疑者(男・35歳)の2人は、被害者のC・T・M・Dさん(女性・22歳)の拉致を共謀し、共犯の男5人とともにDさんを複数回にわたって強姦して殺害した。

 コン容疑者の妻であるトゥー容疑者は、コン容疑者らの行為を知っていたにもかかわらず、Dさんを助けたり、犯罪を告発しなかった上、第一発見者のふりをして虚偽の情報を提供して捜査を難航させた。

 テトで里帰り中だったDさんは、母親が売っている鶏を配達する途中で拉致された。旧暦大晦日にあたる2月4日、フン容疑者は携帯電話でDさんに生きた鶏13羽の配達を依頼。Dさんは、鶏を配達するために訪れた同郡タインチュオン村の空き家でフン容疑者に鎖で首を絞められ、コン容疑者の自宅に引きずり込まれた。

 容疑者らはコン容疑者の自宅とトラックの車上で複数回にわたってDさんを強姦。さらに6日になってDさんを殺害し、コン容疑者の自宅の近くにある空き家に遺体を遺棄した。

 トゥー容疑者は、旧暦大晦日にDさんがコン容疑者夫婦の自宅に引きずり込まれるところや強姦されているところも目撃していたが、「私の部屋ではするな」と文句を言っただけだった。トゥー容疑者は犯人蔵匿容疑で捜査を受けている。

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