ホーチミン市資源環境局は9月27日、同市ビンチャイン郡のレミンスアン工業団地周辺で草木が白色化している現象(※関連ニュース参照)について、「原因は有機溶剤による水質汚染」と同市人民委員会に報告した。
排水をサンプル検査した結果、同工業団地内のサイン環境社(有害廃棄物の収集・運搬・処理)の雨水溝と排水溝の水からさまざまな種類の有機溶剤が検出された。検出された有機溶剤の中には、蒸発しやすく水に溶けにくいものや、太陽光線に当たると分解して草木を白色化させる物質が含まれているという。
同局はサイン環境社に対し、有害廃棄物の管理・運搬・処理過程で環境汚染を引き起こしたとして、3000万ドン(約22万円)の罰金を支払うよう命じた。また、同市工業団地・輸出加工区管理委員会に対し、サイン環境社の投資認可書類の内容を確認するよう要請した。