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中国の上海市で男性2人がH7N9型鳥インフルエンザウイルスに感染し死亡した情報を受け、ホーチミン市タンソンニャット国際空港及びハノイ市ノイバイ国際空港では入国者の体温検査が開始された。7日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
保健省グエン・タイン・ロン次官はこのほど、国際医療検疫センター及び傘下機関に対して、2つの国際空港の警察及び税関と協力し、ベトナムへの入国者を対象に体温検査や申告書による健康調査を行うよう要請した。また診察治療管理局は各病院に対し、呼吸器や救急設備、隔離室、薬品の確認を指示すると共に、H7N9型鳥インフルエンザ感染者を発見した際迅速に対応できるよう感染拡大防止プランを早急に立てるよう各地域に要請した。
世界保健機関(WHO)によると、今のところH7N9型鳥インフルエンザの人から人への感染例は見つかっていない。現在、上海市の川で発見された1万6000頭あまりの豚の死骸と今回の感染の関連性について調査を進めているという。
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