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外側の殻を削ったココナッツを漂白剤に漬けて見た目をよくする手法は今に始まったことではないが、最近ますます広く行われるようになっている。漂白剤として硫黄やリンが使用されている可能性が高く、問題になっている。24日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
8区のココナッツ販売店が集中している地区に行くと、ココナッツをバケツの漂白液に漬けている光景を目の当たりにできる。漬けてから数分で茶色い皮が真っ白に変化する。
卸売業者の女性ティエンさんは、5区にある化学薬品を扱うキムビエン市場に行けば、2種類の漂白剤を簡単に入手できると話す。どちらも白い粉だが、製品名や製造者の表示はない。1キログラム当たりの価格は約12万5000ドン(約604円)。水20リットルにスプーン3杯ずつを入れて漂白液を作るという。
食品衛生安全を専門とする医師は、漂白剤は硫黄やリンの化合物である可能性が高いとし、適量を超えて使用されれば人の健康に害を及ぼす恐れがあると指摘する。この医師は、外側の殻をあらかじめ削ってあるココナッツを購入しないよう消費者に呼び掛けている。
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