ベトナム保健省のレ・クアン・クオン次官はハノイ市で12日、日本の厚生労働省の代表団と会談し、高齢者医療などの分野で協力を促進する方針で一致した。13日付バオモイ紙(電子版)が報じた。
この会合で、クオン次官は「ベトナムと日本の医療分野における協力関係は揺るぎないものとなっている」と述べた上で、日本が高齢者医療の分野で豊富な経験と実績を持っていることを高く評価した。
現在、日本の高齢者医療の現場向けに、ベトナムから日本への看護師・介護福祉士の派遣プログラムが行われているが、ベトナムは自国の高齢者医療を取り巻く環境に合わせた高齢者医療モデルの構築を目指しており、この実現に向けて日本側に支援を要請した。
なお、現在、日本人の平均寿命は84歳、一方ベトナム人の平均寿命は75歳となっている。また、国連によると、ベトナムは今後、高齢化が急速に進んでいくとされており、ASEAN域内で最も高齢化の進むペースが速くなると予想されている。
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