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ハノイ:メトロ工事現場で鉄筋落下事故、通行人5人が死傷

2014/11/07 14:40 JST配信
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 6日午前10時ごろ、ハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(ドンダー区カットリン~ハドン区間)第3タインスアン駅高架工事現場で、建設資材の鉄筋が高所から道路に落下する事故が発生した。現場は同市タインスアン区グエンチャイ通りトゥエティン伝統医学研究所付近。この事故により、同道路を走行していたバイク3台が鉄筋の下敷きとなり、1人が即死、4人が重軽傷を負った。

 目撃者によると、作業員らがクレーン車で鉄筋を運搬していたところ、鉄筋を吊ったケーブルが突然切断され、鉄筋3本が道路に落下したという。通報を受けて現場に駆けつけたグエン・ゴック・ドン交通運輸次官は、全路線の作業を一時中止するよう指示し、安全面を確保するため作業工程を再度見直すよう施工業者に求めた。

 事故現場の周辺で交通整備を担当する警察によると、同市ハドン区クアンチュン通りでも工事現場で同様の事故が発生したことがあるほか、溶接作業中に飛散する火の粉が通行人を直撃することもしばしばだという。

 なお、同プロジェクトの投資主体は交通運輸省傘下の鉄道局。ゼネコンは中国鉄道第6局有限会社で、事故が発生した工事現場で作業を行っているのは地場系の第1工事建設総公社(第1シエンコ:CIENCO 1)だ。

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