ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

デザイナーのミン・ハイン氏、福岡アジア文化賞を受賞

2015/06/24 07:17 JST配信
(C) 福岡アジア文化賞, ミン・ハイン氏(左)
(C) 福岡アジア文化賞, ミン・ハイン氏(左) 写真の拡大.

 ベトナムを代表する女性ファッションデザイナーのミン・ハイン氏が、日本の「2015年(第26回)福岡アジア文化賞」の芸術・文化賞を受賞した。福岡アジア文化賞の受賞は、1996年(第7回)に学術研究賞を受賞した歴史学者のファン・フイ・レ氏に続いて、ベトナム人として2人目。

 福岡アジア文化賞は、1990年に福岡市と学界、民間がアジア地域の優れた文化の振興と相互理解及び平和に貢献することを目的として創設したもの。アジアの学術・芸術・文化に貢献した人々に対して授与される。

 ミン・ハイン氏は、1961年生まれの54歳。1983年、ホーチミン市美術大学卒業。ベトナム固有の文化への洞察をもとに、アオザイと少数民族の刺繍や織物を融合させた現代的なデザインを創造する一方、自らファッションショーを世界中で展開し、ベトナムの魅力を発信してきた。さらに、若手デザイナーの育成や市場の開拓にも取り組み、ファッション文化の発展に大きく貢献している。

 2003年には京都の清水寺で日越外交関係樹立30周年を記念するアオザイ・コレクション展を奉納したほか、ベトナム航空客室乗務員のユニフォームや2006年開催のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の各国首脳のコスチュームをデザインするなど、数々の業績を重ねている。

 今回は、大賞をミャンマーの歴史学者でヤンゴン・ヘリテージ財団会長のタン・ミン・ウー氏が、学術研究賞をインドの歴史学者・社会学者のラーマチャンドラ・グハ氏が受賞した。授賞式は、9月17日に福岡市で行われる。

【関連記事】

建築家のボー・チョン・ギア氏、福岡アジア文化賞を受賞 (2025/05/23)
ホーチミン市アオザイ協会を設立、同市文化スポーツ局が管轄 (2023/12/25)
歴史学者ファン・フイ・レ氏に最後の別れ、元国家主席ら葬儀参列 (2018/06/28)
歴史学者のファン・フイ・レ氏が死去、福岡アジア文化賞受賞 (2018/06/26)
越人デザイナーのグエン・コン・チー、東京で最新コレクション発表 (2017/03/10)
「アオザイフェスティバル」、ハノイで初開催―10月14日から (2016/10/07)
ベトナム航空が新制服を正式導入、アオザイは3色に (2015/07/09)
歴史学者ファン・フイ・レー氏が仏学士院会員に選出 (2011/07/12)

[2015年6月19日 福岡アジア文化賞ニュースリリース A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:外国人の滞在状況を抜き打ち検査、新政令施行で (4:16)

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CPが15日に施行されたことを機に、ホーチミン市タンディン街区(旧1区の一部)警察は15日夜から16日未明にかけて、賃貸住宅やホテル...

山洋電気、フンイエン省に子会社を設立へ 新工場を法人化 (3:47)

 クーリングシステム製品やパワーシステム製品、サーボシステム製品を手掛ける山洋電気株式会社(東京都豊島区)は、北部紅河デルタ地方フンイエン省に同社100%出資の連結子会社を設立する。  子会社「山洋電...

25年11月の対日貿易収支、1349億円の黒字 +15.5%増 (2:13)

 日本の財務省が発表した2025年11月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+15.5%増の1348億5800万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+14.0%増の2499億780...

湖の上の「越僑集落」、カンボジアから帰国した人々の暮らし (14日)

 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越僑(在外ベトナム人)150世帯以上が、電気も上水道もない水上家屋で暮らし、網漁で日々の生計を立てている。...

ビンEVタクシー、フィリピンのダバオでサービス開始 (17日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM(X

改正民間航空法、低空域の航空輸送を初めて制度化 無人機活用へ (17日)

 国会でこのほど可決された改正民間航空法(2026年7月1日施行)では、「低空域の航空輸送」という概念が法制度に初めて導入された。  これは、無人航空機(UAV)や新世代の飛行体を活用した次世代航空輸送モデル...

韓国アリエックス、地場投資大手VIGなどと合弁会社設立 (17日)

 ベトナムを中心に国際決済・データインフラ事業を展開する韓国系アリエックス・ベトナム(Alliex Vietnam)は、グローバルデジタル金融グループのゴータイム(GoTyme)および地場ベトナム・インベストメンツ・グル...

改正投資法、条件付き事業を削減 電子たばこの製造販売も禁止 (17日)

 国会でこのほど可決された改正投資法では、行政手続きの簡素化や条件付き事業分野の削減など、投資環境の改善を目的とする多くの改革が盛り込まれている。  同法は7章52条と4つの付録から構成される。2026...

越系米国人のスタートアップ、「AIグラス」で660万USD調達 (17日)

 米国ハーバード大学の卒業生で、ベトナム系米国人のアインフー・グエン(AnhPhu Nguyen)氏と友人のケイン・アルデイフィオ(Caine Ardayfio)氏が設立したスタートアップ企業「ミラ(Mira)」は、新型人工知能(AI)グ...

オートリブ、クアンニン省にエアバッグクッション生産工場を開設 (17日)

 自動車安全システムを提供するスウェーデンのオートリブ(Autoliv)はこのほど、東北部地方クアンニン省のアマタシティ・ハロン工業団地の新事業所でオープニングセレモニーを開催した。  式典には、在ベトナ...

ベトナム、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)に加盟 (17日)

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は15日、ベトナムが11月7日付けで所定の手続きを完了し、IRENAに加盟したと発表した。  IRENAへの加盟は、再生可能エネルギーの拡大やエネルギー転換、グリーン成長を重...

ベトナムとキプロス、二重課税防止協定を締結 (17日)

 キプロスの首都ニコシアで15日、ベトナム財政省とキプロス財務省が、所得に対する二重課税防止・租税回避防止に関する協定を締結した。  同協定は、両国間における課税権の合理的な配分を確保し、国際基準...

ハノイ:旗艦映画館「ギャラクシー・シネX」がオープン (17日)

 ギャラクシー・スタジオ(Galaxy Studio)は15日、北部市場への進出戦略の一環として、同社にとってハノイ市初となる旗艦映画館「ギャラクシー・シネX・ハノイセンター(Galaxy CineX - Hanoi Centre)」をオープン...

ホーチミン:26年3月からバス運賃改定、メトロとの共通券導入へ (17日)

 ホーチミン市は、2026年3月1日から市内路線バスの運賃を改定するとともに、バスと同市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の共通乗車券を初めて導入する方針だ。同市建設局が同市人民委員会に...

SBI、ベトナムのインシュアテックスタートアップに出資 (17日)

 SBIホールディングス株式会社(東京都港区)は、同社グループが運営するSBI-NTUキョウボ・デジタルイノベーションファンド(SBI-NTU-Kyobo Digital Innovation Fund、シンガポール)を通じて、ベトナムのインシュア...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved