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27日午後、ベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」にトラブルが発生したが、別の海底ケーブル「イントラアジア(IA)」および「シー・ミー・ウィー3(SEA-ME-WE3=SMW3)」にもトラブルが発生していることが明らかになった。
これにより、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。今回のトラブルは台風の影響によるものだというが、いずれのケーブルも現時点で復旧の目処は立っていない。
ただし、各通信事業者は、2016年末に試験運用が開始されたアジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」などの迂回ルートに接続を切り替えて対応しているため、各ケーブルのトラブルによる影響は限定的だという。
SMW3は1999年9月に運用が開始されたもの。アジアとインドを繋ぐ唯一の海底ケーブルで、ベトナムと39か国を結んでいる。ベトナムでは南中部沿岸地方ダナン市沖に敷設されている。
一方IAは、シンガポールとベトナム、フィリピン、香港、日本を結んでおり、2009年11月に運用が開始された。ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)によると、今回のIAの切断箇所は香港沖およそ54kmの地点だという。
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