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4.バインガイ(Banh ngai)
東北部地方ランソン省に伝わるタイ族の味。呪いを意味する単語「bua ngai」から、何やら怖そうな印象を受ける名前の食べ物だが、実際には「la ngai(よもぎ)」を使ったいわゆる草餅。黒ゴマ餡を包んで丸く平べったいバインガイの深緑色が美しい。よもぎは昔からタイ族で薬草として日常生活で使われていて、身体に良いとされている。

5.バインコン(Banh cong)
メコンデルタ地方で親しまれている料理で、料理名はソクチャン省のクメール族の言語を語源としているのだとか。「cong」には排水溝という意味があり、その名の通り排水溝のような円柱の容器に米粉と餅粉を合わせたタネと、味付け挽き肉や緑豆、エビなどの具材を入れてサクサクになるまで油で揚げる。甘酸っぱいヌクマムのタレとハーブや葉野菜と一緒に召し上がれ。

6.バインイット(Banh it)
名前に「少ない」を意味する「it」が入っているところは風変わりだが、北部・中部・南部と全国で食べられる料理。地域によって形状や餡は多少の違いはあるものの餅粉と緑豆粉を使う点は共通。中身は甘い系なら緑豆餡やココナッツ、しょっぱい系ならお肉や卵、中華サラミなど種類も豊富。テト(旧正月)のお供物としても知られる。

7.バインガットグー(Banh gat gu)
東北部地方クアンニン省へハロン湾の観光に行った際には挑戦したいご当地料理。米粉をといたタネを薄くのばして蒸したものを、くるくると巻き筒状にしたもの。出来立てのアツアツを鶏の脂やフライドオニオン、唐辛子が入ったヌクマムのタレにつけて食べれば、もちもちの生地に絡んで最高。「gat gu」は「頷く」という意味。遠い昔にこの餅を食べた人々があまりの美味しさに、一口毎に美味しいと頷いては食べていたという言い伝えも納得の美味しさだ。

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