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台湾当局は20日からベトナム人に対する電子ビザの発給を再開する。
台湾はベトナム人観光客の誘致を目的として、「指定された旅行会社が受け入れること」など一定の条件を満たしたベトナム人に対して、財務能力を証明する書類の提出が求められない電子ビザを適用していたが、2018年12月にベトナム人観光客152人が同国で行方をくらました事件を受けて、当局がこの措置を一時停止している。
20日から同措置を再開するが、「指定された旅行会社」は57社に削減され、50社近くがリストから外された。「指定された旅行会社」には、ベトラベル(Vietravel)や、サイゴンツーリスト(Saigontourist)、トランスベト(TransViet)、フィディツアー(Fiditour)、TSTツーリスト(TST Tourist)、ハノイツーリズム(Hanoitourism)など、知名度の高い旅行会社が含まれている。
また、観光客それぞれの往復航空券に関する情報を提供しなければならないなど、申請条件も厳しくなる。
観光客の不法滞在が発覚した場合、旅行会社に対して同措置を一時停止する。行方をくらました観光客の数が6人を超えた場合、この旅行会社は「指定された旅行会社」のリストから外される。
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