ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

金正男氏殺害:ベトナム人被告に禁固3年4か月、傷害罪に訴因変更

2019/04/01 17:35 JST配信

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男(キム・ジョンナム)氏が2017年2月13日に滞在先のマレーシアで殺害された事件で、同事件の実行犯として殺人罪で逮捕・起訴されたベトナム人のドアン・ティ・フオン被告の公判が1日午前にマレーシアの首都クアラルンプール近郊の高裁で開かれた。

 マレーシア検察は裁判で、フオン被告について殺人罪から罪状の軽い「危険物による傷害罪」へと訴因変更した。フオン被告は起訴内容を認め、マレーシア検察は禁固3年4か月を言い渡した。

 この日、フオン被告の父親も裁判を傍聴した。フオン被告は「とても嬉しい。これは公正な判決。ベトナム政府とマレーシア政府に感謝している」と笑顔を見せた。フオン被告は事件について、一貫して「ドッキリ番組の撮影だと思い込んでいた」とし、「自分は利用された」と無罪を主張してきた。

 フオン被告は2017年2月の逮捕から換算すると2020年6月に釈放されることになるが、フオン被告の弁護士はマレーシアの法制度ではしばしば減刑が適用されるとし、来月の5月初週にも釈放されるとの見方を示している。

 ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は1日、フオン被告の安全な帰国に向けて外務省は当局やベトナム弁護士連合会と協力し、駐マレーシア・ベトナム大使館に対して必要な措置を講じるよう指示したことを明らかにした。

 これに先立つ3月11日、マレーシア検察はフオン被告とともに逮捕・起訴されていたインドネシア人のシティ・アイシャ氏(女性・26歳)に対する殺人罪での起訴を取り下げた。同日、アイシャ氏は釈放された。

 フオン被告は、同日の公判で初めての被告人質問が行われ法廷で供述する予定だったが、被告人質問を前にアイシャ氏のみが起訴を取り下げられたことで大きなショックを受け、弁護士の要請により被告人質問も延期された。

 これを受けて、ファム・ビン・ミン副首相 兼 外相は翌日、マレーシアのサイフディン・アブドゥッラー外務大臣と電話会談を行い、フオン被告に関して公正な裁判の実施と被告の釈放を要請していた。

【関連記事】

ドキュメンタリー映画「わたしは金正男を殺してない」、10月に日本公開 (2020/09/19)
金正男氏殺害:実行犯のベトナム人女性が帰国、「女優の夢を追う」 (2019/05/06)
金正男氏殺害:ベトナム人女性が釈放、帰国へ (2019/05/03)
金正男氏殺害:ベトナム人被告、間もなく釈放 (2019/04/26)
金正男氏殺害:ベトナム人被告の起訴取り下げず、裁判継続 (2019/03/14)
金正男氏殺害:ベトナム政府、ベトナム人被告の釈放を要請 (2019/03/13)
金正男氏殺害:インドネシア人被告を釈放、ベトナム人被告は裁判継続 (2019/03/11)
金正男氏殺害:ベトナム人被告らの審理継続、マレーシア高裁 (2018/08/17)
金正男氏殺害:ベトナム人被告ら立会い現場確認 (2017/10/25)
金正男氏殺害事件の裁判続く、ベトナム人被告に不利な見解も (2017/10/12)
金正男氏殺害事件の初公判、ベトナム人被告が無罪主張 (2017/10/03)
金正男氏殺害:ベトナム人被告の審理を高裁へ移管、死刑の可能性も (2017/05/31)
金正男氏殺害:高裁への審理移管手続きを5月に延期、書類不備で (2017/04/14)
金正男氏殺害:マレーシア人弁護士「フオン被告は無実」 (2017/03/08)
金正男氏殺害:5人の弁護士団がフオン被告の弁護を補佐 (2017/03/07)
金正男氏殺害:ベトナム人容疑者を殺人罪で起訴、死刑の可能性も (2017/03/01)
金正男氏殺害:大使館がベトナム人容疑者と面会、「利用された」と主張 (2017/02/27)
金正男氏殺害:ミン外相、ベトナム人容疑者との面会を要請 (2017/02/23)
金正男氏殺害:ベトナム旅券所持の女、素性が明らかに (2017/02/21)

[VnExpress 08:33 01/04/2019, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
世銀、ベトナムの交通インフラ・水産業強化に6.7億USD融資 (16:18)

 世界銀行(WB)は、ベトナムの貿易回廊強化と沿岸地域の生計向上を目的とした3つの新プロジェクトに対し、傘下の国際復興開発銀行(IBRD)を通じて総額約6億6674万USD(約1040億円)の融資を承認した。同資金は、農産...

オーストラリア、ベトナム産ザボンを6か月輸入停止 管理不備で (14:55)

 オーストラリア農業・水産業・林業省(DAFF)は、バイオセキュリティ上のリスク管理が適切に実施されていないとして、ベトナム産ザボンの輸入を9月15日から6か月間停止することを決定した。  これを受け、ベ...

韓国チキン大手bhc、ベトナム1号店をホーチミンに開業 白米提供も (14:07)

 フライドチキンチェーン「bhc」を運営する韓国の外食大手ダイニングブランズグループ(Dining Brands Group)はこのほど、ホーチミン市ハイントン街区(phường Hạnh Thông、旧ゴーバップ区)...

ソ連寄贈のヤシ林、40年以上を経てリゾートに変貌 クアンガイ省 (13日)

 南中部地方クアンガイ省には、かつてソビエト連邦(ソ連)から寄贈されたヤシ林がある。企業からヤシ林を伐採してエビ養殖池を建設する提案があったものの、地元の指導者たちはこれを拒否し、このヤシ林を保存し...

ハノイで夜通し大雨、各地冠水で交通混乱 学校がオンライン授業に (13:42)

 ハノイ市で9月16日夜から17日朝にかけて激しい大雨が降り、市内各地の主要道路が大きく冠水した。雨は一晩中降り続き、一部の観測所では短時間で130mmを超える雨量を記録した。これにより広範囲で道路が冠水し...

地場キムロン、タイで自社ブランドバス発売 初日に50台受注 (13:18)

 大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーター(Kim Long Motor)は15日、タイのモビリティサービス企業であるキセッティモビリ...

インド人15人死亡の高速船転覆事故、無資格者に操縦させた女を立件 (6:21)

 南部メコンデルタ地方アンザン省警察は15日、同省フーコック特区(đặc khu Phú Quốc)で7月に発生し、インド人観光客15人が死亡した高速船転覆事故に関連して、操縦資格のない者に船舶を操...

フモン牛を高級ブランド化、和牛に挑むベトナムの戦略 (6:07)

 ベトナムでは、北部山岳地帯の在来種であるフモン(H’Mông)牛を日本の「和牛」や韓国の「韓牛」のような高級ブランドに育てる取り組みが進められている。  厳しい自然環境に適応したフモン牛の肉質を高...

イタリア海軍の最新鋭哨戒艦、ホーチミンに寄港 防衛協力強化 (5:42)

 イタリア海軍のパオロ・タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦「ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレ(Giovanni delle Bande Nere、P434)」が16日、ホーチミン市のニャーゾン港に到着し、20日までの5日間にわたる友...

ベトナム企業、10~12月の採用意欲上昇 人材不足はなお課題 (5:31)

 米系総合人材会社マンパワーグループ(ManpowerGroup)が発表した2026年10~12月のベトナム雇用予測調査によると、純雇用予測(NEO)は前期比+8%pt上昇の36%となった。  調査対象の285社のうち、52%が増員を...

ベトラベル航空、ハノイ~ダラット線を再開 10月に新路線も (4:29)

 ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は15日、ハノイ市と南中部地方ラムドン省ダラットを結ぶ路線の運航を再開した。  同路線の運航再開は、8月にラムドン省のリエンクオン国際空港が運用を再開し...

26年8月の新設外資企業273件、6か月ぶりに300件を下回る (4:14)

 2026年8月に全国で新規設立された外資企業および支店、営業所、駐在員事務所の数は、前月比▲13.3%減、前年同月比▲11.7%減の273件となった。このうち会社が258件、営業所が12件、支店が2件、駐在員事務所が1件...

FSX、ベトナムに海外向けおしぼり工場を新設 生産体制強化 (3:12)

 おしぼりのレンタル・企画開発を手掛けるFSX株式会社(東京都国立市)は、使い切りポケットおしぼりの生産拠点「FSXプレミアムファクトリーハノイ(FSX Premium Factory Hanoi)」をベトナムに新設した。主に米国市...

26年8月の対日貿易、輸出3割増で貿易黒字は年初来最高を更新 (2:41)

 日本の財務省が発表した2026年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+80.0%増の2314億8100万円の黒字となった。  輸出額と輸入額がともに前年同月を上回り、活発な貿易が続い...

タイ国王が訪越、ラム書記長と会談 協力強化で一致 (16日)

 トー・ラム書記長 兼 国家主席は15日、ハノイ市の国家主席府で、国賓としてベトナムを訪問したタイのマハー・ワチラロンコン・プラ・ワチラクラーオチャオユーフア国王(ラーマ10世)およびスティダー王妃の歓迎...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved