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日本の農林水産省動物検疫所は9日、ベトナムから日本に入国した旅客が所有していた豚肉製品について、アフリカ豚コレラ(ASF)ウイルスのモニタリング検査で陽性が確認された事例を発表した。
これは、2018年8月に中国で、また今年2月にベトナムでアフリカ豚コレラの発生が確認されたことを受けて、両国からの旅客が所有し、日本の到着空港における検査で輸入が認められなかった豚肉製品の一部について動物検疫所が検査を行ったもの。
発表されたリストには、ベトナムから日本に到着した旅客が所持していた豚肉製品でアフリカ豚コレラウイルス遺伝子検査が陽性だった事例として2件が挙げられている。これらの豚肉製品は、豚肉を使ったハムや発酵ソーセージとみられる。
ベトナムから持ち込まれた豚肉製品の陽性事例は、◇2月20日ハノイ発成田空港着:豚肉製品6.1kg(所有者の申告で所持確認)、◇3月27日ハノイ発成田空港着:豚肉製品0.18kg(税関検査で所持確認)の2件。
動物検疫所は、中国とベトナムから到着する旅客に対する検疫探知犬による携帯品の探知や、家畜防疫官による旅客への口頭質問を行う便を増やすなど、水際検疫を強化している。
なお、ベトナムではこれまでに北中部地方以北の23省・市でアフリカ豚コレラの感染が確認され、7万3000頭超の豚が殺処分された。うち5省・市では、8日までに新たな感染が30日以上確認されておらず、終息宣言の条件が整っている。
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