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コーヒー大手チュングエン会長夫婦の離婚裁判、双方ともに一審判決不服で控訴

2019/04/12 12:39 ICT配信

 国内大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)の会長を務めるダン・レ・グエン・ブー氏(48歳)と妻のレ・ホアン・ジエップ・タオ女史(46歳)の離婚をめぐる裁判で、双方はともに一審の判決を不服として控訴した。ホーチミン市人民裁判所が10日に明らかにした。

 それによると、タオ女史は財産分割の比率を含め、一審の判決内容の全てを不服とし、夫婦関係の修復を望んでいるという。一方のブー氏も判決を不服としており、財産分割の比率については自分がより多く受け取ることを求めている。

 同裁判所がこれに先立つ3月27日に下した一審判決によると、財産分割については、総額約7250億VND(約35億円)の不動産を2人が半分ずつ受け取る。また、同グループにおける株式約5兆7380億VND(約277億円)と、タオ女史が管理している銀行預金の計7兆5020億VND(約366億円)については、ブー氏が60%、タオ女史が40%を受け取るが、ブー氏はタオ女史に株式相当分の現金を支払う。これにより、タオ女史は同グループの株式を完全に失い、ブー氏が経営支配権を完全に掌握することになっていた。

 この裁判では、財産分割の比率について、ブー氏は自分が70%を、タオ女史は自分が51%を受け取ることを提案していたが、裁判所は「婚姻中に形成される資産は夫婦が共有するもので、財産分割にあたっては双方の貢献度を検討して行う」と規定する婚姻家庭法に照らし合わせ、一審でブー氏を有利とする判決を下した。

 この判決については、法律関係者の間でも異を唱える声があがっている。それによると、裁判所には財産分割の比率を決める権利があるものの、タオ女史の株主としての権利を奪うことはできず、権限外の決定を下したと見られている。

 また、裁判官は法廷で優秀なビジネスウーマンであるタオ女史に対し、「会社を辞めて育児に集中し、今後は女王のような生活を送ってはどうか?」と発言。この発言は性差別と捉えられて大きな問題となっており、偏見を持った裁判官による判決の正当性にも疑問の声があがっている。
 

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