ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

国内旅行会社が配布した出版物に南シナ海の中国領示す「九段線」、罰金処分

2019/10/21 14:55 JST配信

 ホーチミン市観光局と同市情報通信局は17日、市民からの告発を受けて、南シナ海におけるベトナムの領有権を侵害する地図が印刷された観光ハンドブックを没収・処分した。

 問題の出版物は、ホーチミン市人民委員会傘下の国内大手旅行会社であるサイゴンツーリスト(Saigontourist)に置いてあったもの。

 同市在住のT・D・Hさんは15日、ツアーを予約しようと1区レタントン通りにあるサイゴンツーリスト本社を訪れた。その際に中国・湖南省の張家界市と鳳凰県行きのツアーを紹介され、約100ページあるベトナム語の観光ハンドブックを見せられた。

 この出版物には「著者:張家界市観光対外委員会」と記され、張家界市や鳳凰県など中国の観光名所の美しい写真のほか、中国が南シナ海全域の領有権を主張するために地図上に引いている破線「九段線(牛舌線)」が描かれた地図が印刷されていた。

 サイゴンツーリストによると、問題の出版物は9月上旬に同市で開催された「第15回ホーチミン国際観光フェア2019」で中国の旅行会社から提供されたものだという。

 同社の責任者は「中身を確認せずに客に見せてしまった。今後は出版物の確認を徹底する」と約束した。当局は問題の出版物6冊を没収すると共に、同社に対して客に配布した分の回収を指示した。

 ホーチミン国際観光フェア2019では、別の中国旅行会社が持ち込んだ出版物にも九段線が描かれた中国地図が印刷されていたため、同様に回収・処分されている。

 こうした中、ホーチミン市情報通信局は18日、サイゴンツーリストに対して5000万VND(約23万4000円)の罰金を科すことを決定した。同局は「サイゴンツーリストの違反は極めて深刻であり、厳しく対処する必要がある」としている。

【関連記事】

H&Mなどの「九段線」地図掲載問題、ベトナムの主権尊重要求 外務省 (2021/04/12)
H&M掲載の地図に「九段線」、ネット民が不買運動呼び掛け (2021/04/06)
独系製薬バイエル・ベトナムCEOに罰金、「九段線」地図共有で (2020/05/25)
ジャッキー・チェン、ベトナムでのイベント出席を断念―「九段線」支持で批判 (2019/11/11)
太陽光発電モニターの地図に「九段線」、EVNが対応指示 (2019/11/11)
フォルクスワーゲン車のカーナビに「九段線」、モーターショーで試乗中止に (2019/10/30)
中国車のカーナビにも南シナ海の中国領示す「九段線」、当局が更新を指示 (2019/10/24)
中国製日系ゲーム「陰陽師」、南シナ海の中国領描写でベトナムでの配信停止 (2019/10/18)

[Thanh Nien 05:00 18/10/2019, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年のEC市場、成長続くも出店者減少 再編が鮮明に (16:31)

 2025年の電子商取引(eコマース=EC)市場は、売上高と取り扱い数量の両面で大幅な成長を達成した一方、出店者数は大きく減少し、市場の再編が鮮明となった。  ECデータを手掛けるメトリック(Metric)が発表し...

FPT、AIマネジメントシステムの国際規格を取得 国内初 (15:51)

 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、人工知能(AI)に関する初のマネジメントシステム規格である「ISO/IEC 42001:2023」を取得した。FPTは、同規格を取

FPT、イスラエルに拠点設立 R&D強化でAI・サイバー連携拡大 (14:52)

 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は13日、イスラエルに「FPTイスラエル(FPT Israel)」を設立し、同国に事務所を開設したと発表した。

世界のベトナム人街を訪ねて【ヤンゴン編・後編】 (11日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は

ホーチミン:外国人が購入可能な住宅に5案件を追加、計93件に (13:53)

 ホーチミン市人民委員会は、外国の組織・個人による購入・所有が可能な住宅プロジェクトのリストに、新たに5件を追加した。  同市人民委員会はこれまでに、外国の組織・個人による住宅の購入・所有が可能な...

ベトナム温泉鉱泉協会が設立、ヘルスケア観光の発展後押し (13:17)

 ハノイ市でこのほど、「ベトナム温泉鉱泉協会(Vihoma)」の設立式典が開催された。これは、温泉・鉱泉資源を活用したヘルスケア観光分野の発展に向けた重要な節目となる。  式典では、内務省の代表が2025年1...

ベトナムの26年GDP成長率予想+7.2%、スタンチャート銀 (6:55)

 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、2026年のベトナム経済について引き続き楽観的な見通しを示した。  政府が掲げる成長率目標+10%には届かないものの、同行はベトナムが引き続...

UOB、ホーチミン市国際金融センターに入居へ 外資系銀行で初 (6:33)

 シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は、ホーチミン市ベトナム国際金融センター(VIFCホーチミン=VIFC-HCMC)内に同行ビルを建設する計画を明らかにした。  同行は、VIFCホーチミンに施設...

25年の音楽著作権徴収額、前年比+8%増 イベント部門が3倍に (5:50)

 ベトナム音楽著作権保護センター(VCPMC)は12日、2025年のベトナムの音楽著作権料徴収額が前年比+8%増の4243億VND(約25億4000万円)余りだったと発表した。  中でも、パフォーマンス・イベント・ライブショ...

25年新車販売台数統計、ビンファストが上位独占 (5:48)

 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年12月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーターおよびビンファスト=VinFast含まず)は前月比+20%増、前年同月比では+49%増の4...

インドネシア・エアアジア、バリ~ダナン線を3月20日就航 (4:58)

 インドネシアのジャカルタを本拠地とする格安航空会社(LCC)インドネシア・エアアジア(Indonesia AirAsia)は3月20日、インドネシアのバリ島のデンパサールと南中部地方ダナン市を結ぶ路線を就航する。  同路...

パスポート自由度、ベトナムは199か国中86位 (4:41)

 コンサルタント会社ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)は、世界199か国・地域のパスポートおよび世界227か国・地域の渡航先を対象としたパスポート自由度ランキング(The Henley Passport Index)の2026...

QB HOUSE、ベトナム出店拡大 ホーチミンに2店舗オープン (3:02)

 ヘアカット専門店「QB HOUSE」の経営母体であるキュービーネットホールディングス株式会社(東京都渋谷区)は、中期経営計画に基づき、重要出店エリアへの拡大を推進している。ベトナムでは、2025年12月26日に2号...

ホーチミン:「オートテック&アクセサリーズ2026」、5月開催 (2:40)

 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, phuong Tan My, TP. Ho Chi Minh)で5月21日(木)から24日(日)まで、「オートテック&アクセサリ...

ホーチミン:財務問題で休校の国際学校「AISVN」、解散決定 (14日)

 ホーチミン市人民委員会は12日、給与未払いを不服とした教員らによるストライキを受けて休校となった、ホーチミン市ヒエップフオック村(旧ニャーベー郡の一部)のアメリカン・インターナショナルスクール・ベト...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved