ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

女児わいせつ事件の控訴審、元検察院副院長に禁固1年6か月―一審判決支持

2019/11/08 04:48 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre

 ホーチミン市4区にある高級マンション「ギャラクシー9 (Galaxy 9)」のエレベーター内で住人の女児が南中部沿岸地方ダナン市人民検察院の元副院長の男に無理やりキスされた事件で、同市人民裁判所は6日、グエン・フウ・リン被告(男・61歳)の控訴を棄却し、一審判決を維持した。

 同被告は8月に開かれた一審裁判で、4区人民裁判所から禁固1年6か月の判決を言い渡された。

 この事件は、リン被告が4月1日に同マンションを訪れた際、偶然エレベーターに乗り合わせたN・K・Cちゃん(8歳)に抱きついたり、3回にわたりキスするなどのわいせつ行為を働いたというもの。同被告は刑事法第146条に触れたとされ「16歳未満の者に対するわいせつ行為」の罪に問われていた。

 女児は捜査官に対して「怪我はしなかったものの、とても腹が立った」「知らない人にあのようなことをしてはいけないと思う」と語った。

 保護者はリン被告との話し合いで、女児の心理的影響を考慮し事を大きくすべきでないとして和解を決定し、情報を外部に漏らさないよう求めたほか、当局に対しても彼の責任を追及しないよう要請したが、児童に対するわいせつ行為は被害者からの要請がなくても当局者が刑事事件として立件することが可能なため、裁判が行われるに至った。

 なお、児童に対する性犯罪の裁判についてガイダンスする最高人民裁判所の決議第6号/2019/NQ-HDTP(11月5日施行)では、「16歳未満の者に対するわいせつ行為」について定めた刑事法第146条で言及する「わいせつ行為」を具体的に定義し、性交渉を目的としない16歳未満の未成年者の口や首、肩、後頭部へのキスも「わいせつ行為」に該当すると説明している。

[VnExpress 6/11/2019, A].  © Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
複数の省トップが関与のフックソンG違反事件、逮捕者20人近くに (6:33)

 2月下旬に起訴された、不動産開発と建設業を手掛けるフックソングループ(Phuc Son Group、北部紅河デルタ地方ビンフック省)の違反事件の捜査範囲が拡大され、複数の幹部が新たに逮捕された。  新たに逮捕さ...

台湾、半導体人材育成プログラムでベトナム人学生を受け入れ (6:04)

 台湾当局は、ベトナム人、インドネシア人、フィリピン人の東南アジア3か国の学生を対象に、半導体や科学技術の教育訓練に重点を置く国際産業人材育成のための特別プログラム(INTENSE)を発表した。  同プロ...

第7回ベトナム語検定、東京で6月16日実施 4月5日から受験申込開始 (5:50)

 日本で最初のベトナム語検定「実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)」の2024年度試験が、東京で6月16日(日)に実施される。2017年度の初回から、今回が7回目の試験となる。実施するのは、特定非営利活動法人日本東...

夜明けに開かれるハノイの「新聞市場」 (24日)

 まだ夜も明けきらない早朝、ハノイ市ホアンキエム区のディンレー(Dinh Le)通りとディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通りの一角の歩道に、ユニークで賑やかな「新聞市場」が開かれる。  20人余りの人々...

4月1日から中間国勢調査、年内に結果発表 (5:00)

 統計総局(GSO)はこのほど、人口と住宅について総合的に調査する中間国勢調査を4月1日に実施することを決めた。今回は、2回の国勢調査の中間年で1の位が4の年に実施する中間国勢調査で、国家統計調査プログラム...

環境省「二国間クレジット制度資金支援事業」、ベトナム案件7件.. (4:48)

 日本の環境省はこのほど、令和5年度(2023年度)「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」の第4回採択案件として9件を選定した。このうち7件がベトナム関連となっている。  ベトナム関連...

ハイブリッドテクノロジーズ、インターネットサービスのWurを子.. (3:36)

 日本とベトナムのリソースを活用したハイブリッドなシステム開発を行う株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(東京都中央区)は、インターネットサービスの企画・開発・運営を手掛けるWur株式会社(東京都渋谷区)の...

ホーチミン:縫製展示会「SaigonTex」、4月10日から開催 (2:38)

 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan 7, TP. Ho Chi Minh)で4月10日(水)から13日(土)にかけて、縫製展示会「SaigonTex & SaigonFabric 2024」が...

不動産大手タンホアンミンの詐欺・資産横領事件、元会長に禁固8.. (28日)

 地場系不動産開発大手タンホアンミン(Tan Hoang Minh)傘下の複数の企業が情報を隠匿・詐称し、私募社債発行で投資家から多額の資金を違法に調達した事件に関連し、ハノイ市人民裁判所は27日、タンホアンミン元...

ハノイ:路上駐車料金をキャッシュレスで自動化、4月15日から試行 (28日)

 ハノイ運輸総公社(Transerco=トランセルコ)傘下のハノイ駐車場開発は、路上駐車料金のキャッシュレスによる自動徴収案を策定し、同市人民委員会と同市交通運輸局から承認を得たことを明らかにした。  同事...

伊藤忠、ハイフォンの賃貸工場開発事業に参画 鹿島の合弁が推進 (28日)

 伊藤忠商事株式会社(東京都港区)は、鹿島建設株式会社(東京都港区)と地場デベロッパーのインドチャイナ・キャピタル(Indochina Capital)との開発合弁会社であるインドチャイナ・カジマ・デベロップメント(Indoc...

ビンファスト、タイの自動車ディーラー15社と協力へ (28日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は27日、タイ・バンコクで開かれている「バンコク国際モー

横浜市水道局、ベトナム水道事業体などと第5次覚書を締結 (28日)

 横浜市水道局は、国際協力機構(JICA)の事業による技術協力をきっかけに、2009年8月にベトナムの水道事業体など3機関との間で、ベトナムの水道事業の改善及び双方の人材育成を目的に覚書を締結した。  その...

ビンディン省投資環境ハイブリッドセミナー、4月12日開催 (28日)

 南中部沿岸地方ビンディン省人民委員会は、4月12日(金)の日本時間13時30分から16時00分まで、「ビンディン省投資環境ハイブリッドセミナー」を開催する。  今回のセミナーでは、ビンディン省共産党委員会書...

チョン書記長、ロシアのプーチン大統領と電話会談 ベトナム公式.. (28日)

 ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長は26日、党中央官房でロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談した。  チョン書記長は、ロシアの大統領選挙で高い得票率で再選したプーチン大統領に改...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved