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水力発電所地滑り事故、作業員2人の遺体収容 残る13人の捜索続く

2020/10/23 19:30 JST配信
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 北中部地方トゥアティエン・フエ省フォンディエン郡フォンスアン村(xa Phong Xuan, huyen Phong Dien)で建設中の第3ラオチャン(Rao Trang 3)水力発電所で12日未明に地滑りが発生し、工事現場の作業員17人が行方不明となった事故で、23日午前と午後に1人ずつ、計2人の遺体が新たに発見・収容された。この2人を合わせてこれまでに計4人が遺体で発見されており、今も残る13人の捜索が続いている。

 新たに発見された2人の遺体は高速船でフエ市のフエ中央病院に搬送され、身元確認を行った上で遺族に引き渡される。

 これに先立ち発見された別の作業員2人の遺体はDNA鑑定により身元確認が完了し、遺族に引き渡された。2人は北中部地方クアンチ省と南中部高原地方ダクノン省の住民だった。

 工兵らは、フォンスアン村と事故現場を結ぶ国道71号線に残る落石の撤去作業を続けている。23日午前には、発破により体積約30m3の巨大な岩石が破砕された。岩石で封鎖されていた道路が開通することで、捜索が加速化するものと期待される。

 なお、この事故を受けて捜索救難に向かっていた救助隊メンバー15人も森林警備隊の事務所で地滑りに巻き込まれ、全員が遺体で発見されている。

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