ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ホーチミン:ゴーバップ区の女性が転院先への移送中に死亡、死後に陽性と判明

2021/06/08 19:24 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 ホーチミン市保健局によると、同市ゴーバップ区15街区在住の女性(57歳)が7日夜、ゴーバップ区病院から同市熱帯病病院への移送中に死亡した。死後に判明した新型コロナウイルス検査の結果は陽性だった。

 女性は7日昼ごろにゴーバップ区病院に入院し、呼吸不全と肺炎、多臓器不全と診断された。この時、女性と付き添いの夫は新型コロナのスクリーニング検査で検体を採取された。

 その後、女性の病状が急速に悪化し、ゴーバップ区病院は同市熱帯病病院と協議しながら治療を行ったが、女性は一時心肺停止状態となった。蘇生処置で心拍数が戻った後、熱帯病病院への移送を開始。しかし、移送中に再び心肺停止状態となり、死亡が確認された。なお、女性は糖尿病と高血圧を患っていた。

 ゴーバップ区病院入院時に採取された女性の検体については、死後の7日夜に新型コロナ陽性の結果が出た。夫も同じく陽性となり、熱帯病病院に入院している。

 8日正午の時点で保健省はこの女性を感染者として発表しておらず、疑陽性者として扱っている。現時点で夫婦の感染源は不明だという。

 これに先立つ2日、ホーチミン市では国内5463人目の感染者(女性・37歳)が死亡し、2020年1月にベトナムで新型コロナが確認されて以来、市内で初めての死亡例となった。

 ホーチミン市では8日正午までに4月27日以降の第4波で計447人の市中感染者が確認されており、その大半がゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連となっている。

【関連記事】

新型コロナ:4省・市で市中感染41人(11日午前発表) (2021/06/11)
新型コロナ:10日の市中感染、9省・市で211人(10日午後発表) (2021/06/10)
新型コロナ:8省・市で市中感染86人(10日正午発表) (2021/06/10)
新型コロナ:4省・市で市中感染66人、一部省・市は各種サービス再開も(10日午前発表) (2021/06/10)
新型コロナ:9日の市中感染381人、ホーチミンの第4波感染者数500人超える(9日午後発表) (2021/06/09)
新型コロナ:5省・市で市中感染283人(9日正午発表) (2021/06/09)
新型コロナ:2省で市中感染41人、入国者23人も陽性(9日午前発表) (2021/06/09)
新型コロナ:8日の市中感染171人、第4波の死者20人・市中感染6000人超に(8日午後発表) (2021/06/08)

[VnExpress 14:04 08/06/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナムの通信事業者、eSIM普及を加速 (15:13)

 ベトナムの通信事業者が、物理SIMからeSIMへの転換を強化している。各社はオンライン手続きに対応し、手数料の無料化を進めている。これにより、通信分野におけるデジタル化が一段と加速しつつある。  12月...

2025年の信頼性の高い旅行会社、ベトラベルが3年連続1位 (13:54)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は1日、2025年の信頼性の高い旅行会社トップ10とホテル・リゾート部門トップ5を発表した。  同ランキングは、財務能力やメディアの信頼性、関連...

有料テレビ「K+」、26年1月でベトナム事業終了 (13:17)

 有料テレビ「K+」を運営するオーバー・ザ・トップ(OTT)サービス事業者のベトナム・サテライト・デジタル・テレビジョン(VSTV)は、2026年1月1日付けで「K+」のサービスの提供を終了すると発表した。  イン...

車いすでピックルボールに打ち込む人々 (7日)

 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道のりを三輪バイクで走り、ピックルボールに打ち込んでいる。フアンさんにとって、ピックルボールは障がいへ...

ノイバイ空港、第2旅客ターミナル拡張エリアが12月19日に運用開始 (6:56)

 ハノイ市ノイバイ国際空港の第2旅客ターミナル(T2)拡張エリアは18か月の工期を経て、12月19日に運用が開始される予定だ。T2では、3D手荷物スキャナー「920CT」や米国運輸保安局(TSA)基準を満たしたボディスキャ...

ホーチミン:都市鉄道人材の育成急ぐ、外国人専門家への依存軽減 (6:28)

 ホーチミン市人民委員会は、都市鉄道(メトロ)網の拡大に向け、2025〜2030年の人材育成計画を公表した。同市は2035年までに7路線、2045年までに10路線の運行を予定しており、運行と保守に必要な人材を計画...

ホーチミンに自由貿易区を設立、政府が提案 (5:54)

 政府はこのほど、ホーチミン市の開発にかかる特別制度の試行に関する国会決議第98号/2023/QH15の一部を改正・補足する決議案を国会に提出し、同市に自由貿易区(FTZ)を設立することを提案した。改正は、投資を呼...

サン・フーコック航空、26年3月に国際線運航開始 (5:28)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)は、ベトナム民間航空局(CAAV)から国際線対応の航空運送事業許可(Air Operator Certificate...

EV配車サインSM、ラオスで法人向け電気タクシーサービスを展開 (4:37)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM

行政区を点数方式で分類、社会経済政策策定の根拠に (3:38)

 行政区分類に関する政令第307号/2025/ND-CP(11月27日施行)では、行政区の分類基準を定めており、社会経済政策や地方行政の運営体制を整備するための基礎とした。  新政令が公布された背景には、今年7月の行...

テックフェスト2025、ハノイで12月12日から開催 (2:03)

 ハノイ市のホアンキエム湖歩行者天国で12月12日(金)から14日(日)まで、スタートアップとイノベーションに関する体験型イベント「テックフェスト・ベトナム2025(TechFest Vietnam 2025)」が開催される。  同...

聖母マリア教会がXmasライトアップ、LED装飾は昨年の2倍 (6日)

 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)中心部に位置するドゥックバー(聖母マリア)教会は、今年もクリスマスシーズンに合わせて装飾され、クリスマスの雰囲気を楽しむ大勢の家族連れや若者で賑わっている。  同教...

第21回ホイアン日本祭り2025、12月26日から開催 (6日)

 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン文化遺産保存管理センターは4日、ホイアン旧市街で12月26日(金)から28日(日)にかけて、第21回ホイアン日本祭り2025が開催されると発表した。  同イベントはダ...

コンダオ国立公園、IUCNグリーンリストに認定 (6日)

 ホーチミン市コンダオ特区のコンダオ国立公園(Vuon Quoc gia Con Dao)はこのほど、国際自然保護連合(IUCN)が認定・授与する「グリーンリスト(Green List)」の認定証を受領した。  「グリーンリスト」は、コ...

ラムドン省:洪水で1750世帯が孤立、自治体が緊急対応を指示 (5日)

 南中部地方ラムドン省で豪雨に伴う洪水被害が発生している。旧ビントゥアン省のエリアを中心に大規模な洪水が発生し、約1750世帯が孤立する事態となり、同省人民委員会が4日に緊急対応を指示した。  省全体...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved