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ハノイ市人民委前主席が関与の水処理薬品価格水増し事件、捜査完了

2021/08/17 15:01 JST配信
(C) tuoitre
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 ハノイ市人民委員会傘下のハノイ下水排水社(Hanoi Sewerage And Drainage)が、市内の湖水浄化処理のためとして競売入札を行わずに同市共産党委員会前副書記 兼 同市人民委員会前主席のグエン・ドゥック・チュン容疑者(男・54歳)の裏会社から水処理薬品を高価格で購入した汚職事件で、公安省捜査警察機関は14日、捜査を完了し、最高人民検察院に書類を送致し起訴を要請した。

 公安省捜査警察機関が公表した捜査結果によると、チュン容疑者は主犯格として特定され、刑事法第356条に抵触し、公務執行にあたり職権を乱用した疑いが持たれている。ハノイ下水排水社のボー・ティエン・フン社長(男)、Arktic社のグエン・チュオン・ザン社長(男)の2人も共犯として特定された。

 Arktic社はチュン容疑者の妻であるN・T・T・C・Hさんが設立した会社で、他人の名義を借りて運営していた。

 ハノイ下水排水社は2016年からチュン容疑者の指示のもと、市内の湖の湖水浄化処理のためとして、競売入札を行わず、ドイツのウォッチ・ウォーター社(Watch Water)に水処理薬品の製造を依頼したが、ウォッチ・ウォーター社からは直接購入せず、Arktic社を介して購入した。

 購入価格は水増しされ、Arktic社が360億VND(約1億7400万円)の不正利益を得ていたとされる。

 この不正取引が大々的に報道されたことを受け、チュン容疑者は調査団を発足したが、調査員を脅迫し、調査結果に介入していたことも確認された。

 チュン容疑者は犯罪行為を隠蔽すべく、「狡猾な手口」で部下に書類を偽造させ、自身の立場を悪用して他人に濡れ衣を着せようとした上、取り調べでも違反を素直に認めず、ハノイ市の地方政府の尊厳を損なったとされる。

 チュン容疑者は自身をPRして政治的な目的を果たすため、ザン容疑者に対し、不正利益を使って複数の組織・機関に賄賂を渡させていたことも確認されている。

 賄賂を受け取った組織・機関として、◇セントポール病院、◇ハノイ旧市街管理委員会、◇バーディン区建設投資事業管理委員会、◇西北部地方ソンラ省人民委員会、◇首都軍事司令部、◇東北部地方フート省タインバー郡イエンケー幼稚園、◇FPT大学などが挙げられる。

 公安省捜査警察機関は検察と裁判所に対し、容疑者を厳格に処分するよう要請した。

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