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カンボジアのカジノで働かされていた約40人のベトナム人が18日午前9時45分ごろ、カジノから集団脱走し、南部メコンデルタ地方アンザン省とカンボジア・カンダル州の境を流れるビンジー(Binh Di)川を泳いで帰国した。
ベトナム人らは同日午前、カンボジアのカンダル州カオ・トム郡サンペウ・ポウン村(Sampeou Poun, Kaoh Thum district)にあるカジノ「リッチワールド(Rich World)」(旧称:キンサー=Kinh Sa)の警備網を突破して集団脱走し、ビンジー川を泳いで国境を超えた。
棒のようなものを持った警備員らに追われながら、必死に逃げるベトナム人らの逃走劇を捉えた映像がインターネットに投稿されて、大きな話題となっている。
カジノから脱走した42人のうち、1人は川に流され、1人は身柄を拘束されて逃走に失敗。脱走に成功した40人(男性35人・女性5人)は、川を無事に渡り切って、アンザン省アンフー郡ロンビン町(thi tran Long Binh, huyen An Phu)常駐の国境警備隊に身柄を保護された。
40人はアンフー郡ダーフオック村(xa Da Phuoc)にある公共教育施設に身柄を移され、脱走で軽傷を負った9人が治療を受けている。川に流されて行方になった1人については、アンザン省当局が引き続き捜索を続けている。
ベトナム人らが事情聴取で語ったところによると、南部各省からカンボジアに不法出国して問題のカジノで働いていたが、給料が支払われない上に、警備員から日常的に暴行を受けていたため、集団脱走を決意したという。
近年、「高給で簡単な仕事」という誘い文句でカンボジアに渡ったベトナム人が犯罪組織に売り飛ばされるという人身売買被害が相次いで確認されている。ベトナム人らは、カジノなどで軟禁されながらオンライン賭博や詐欺などの犯罪行為の実行を強いられ、家族から身代金が支払われない限り解放されず、働き続けなければならない。
ベトナム公安省は2022年1~6月期にカンボジア当局と協力し、ベトナム人250人余りを救出した。
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