ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

武装グループによる省庁舎襲撃事件、逮捕者45人に

2023/06/14 11:56 ICT配信
イメージ画像
イメージ画像 写真の拡大.

 南中部高原地方ダクラク省クークイン郡(huyen Cu Kuin)で11日早朝、小銃などで武装した2つのグループが、エアティエウ村(xa Ea Tieu)とエアクトゥル村(xa Ea Ktur)にある共産党委員会や人民評議会、人民委員会の庁舎を併設した施設を同時に襲撃した事件で、13日午後6時までに逮捕者は45人に増えた。

 同事件では、複数の警察官や公務員、住民らが襲われ、このうちエアティエウ村とエアクトゥル村の警察官4人、エアティエウ村のグエン・バン・ズン共産党委員会副書記 兼 人民委員会主席、エアクトゥル村のグエン・バン・キエン共産党委員会書記 兼 人民評議会主席の計6人(いずれも男性)が殉職した。

 地元住民3人が殺害され、警察官2人が重傷を負った。人質にされた住民3人のうち、2人は警察によって救出され、1人は自力で脱出した。

 これまでの捜査によると、容疑者らは3日から6日にかけて同省在住の「イー・ソム」と名乗る人物から電話を受け、海外移住と1億VND(約60万円)の補助金支給を交換条件として、クークイン郡に集合するよう言われた。これを信じたダクラク省と南中部高原地方ザライ省在住の50人以上が、6日から10日にかけてクークイン郡の畑にある小屋に集合した。

 容疑者らは小銃や刃物、火炎瓶、手榴弾などを渡され、11日午前1時ごろに2つのグループに分かれてエアティエウ村とエアクトゥル村の庁舎を同時に襲撃した。庁舎内に押し入ると、銃や手榴弾で攻撃し、火炎瓶で施設を放火した。

 容疑者らはその後、外に移動し、路上で通行人5人を小銃や刃物、火炎瓶で殺害した。この5人には、エアティエウ村のズン共産党委員会副書記 兼 人民委員会主席、エアクトゥル村のキエン共産党委員会書記 兼 人民評議会主席の2人が含まれる。2人は襲撃の通報を受けて、庁舎に向かっている途中だった。

 当局は引き続き逃走した残りの容疑者の行方を追っている。ダクラク省の住民の生活は通常に戻っているが、当局は引き続き各ルートに検問所を設置し、警戒を強めている。

 なお、南中部高原地方は、少数民族による反政府組織「フルロ(FULRO=Front Unifie pour la Lutte des Races Opprimes=被制圧民族闘争統一戦線)」の活動地域だったことで知られる。フルロは、少数民族が多い同地方で、独立運動を起こすべく1964年に結成された。

 フルロは、ベトナム共和国(1955年~1975年に軍事境界線(北緯17度線:現在の北中部地方クアンチ省に位置)以南に存在した国家=南ベトナム)時代から独立を企てていたが、南北統一後も運動を続け、1992年に解散。組織のメンバーらは、難民として米国に移住したとされる。

 その後、反政府組織「正義主張山岳地帯人民(Montagnards Stand For Justice=MSFJ)」が、フルロの元メンバーやその関係者とコネクションがある者らによって2019年に新たに結成され、現在も独立運動を続けているが、今回の事件との関連性は不明だ。

【関連記事】

・ 武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、100人に有罪判決 10人は終身刑 (2024/01/23)
・ 武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、6人を指名手配 (2023/12/01)
・ 武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、92人を起訴 (2023/10/20)
・ 武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、逮捕者74人に 捜査続く (2023/06/21)
・ 武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、サッカー選手も犠牲に (2023/06/20)
・ 武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、逮捕者62人に デマ流布の100人余りに罰金 (2023/06/19)
・ 武装グループによる省庁舎襲撃事件、逮捕者47人に 反政府組織がSNSでデマ流布も (2023/06/15)
・ 武装グループによるダクラク省庁舎襲撃事件、逮捕者39人に 村党委書記と村人民委主席も殉職 (2023/06/13)
・ ダクラク省:銃で武装したグループが庁舎襲撃、警察官4人殉職 (2023/06/12)

[Nguoi Lao Dong 08:56 14/06/2023 / VTC 08:30 14/06/2023 / VnExpress 21:26 13/06/2023 / Tuoi Tre 06:58 14/06/2023 / Thanh Nien 07:59 14/06/2023, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
モビフォンとFPT、5G・AI・UAVなどで協力覚書 技術自立を促進 (13:51)

 公安省傘下のモビフォン(Mobifone)とベトナムの情報技術(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は11月3日、技術開発に関する協力覚書(MoU)を締結した。  両

通話アプリ「Zalo」、利用率81%で23四半期連続首位 (13:15)

 地場市場調査会社デシジョンラボ(Decision Lab)が2026年4~6月に実施した調査をまとめたレポート「ザ・コネクテッド・コンシューマー(The Connected Consumer)」によると、ベトナム発の通話・メッセージングア...

タスコ傘下がEVタクシーサービス開始、運転手1000人募集 (12:22)

 自動車・バイク小売大手タスコ[HUT](Tasco)傘下でサービス展開を担うシティゴー(City Go)は、「VETCゴー(VETC GO)」ブランドを通じ、車両に中国の吉利汽車(ジーリー=Geely Automob

孤独と健康需要が生み出すベトナムの高齢者市場の光と影 (1日)

 ハノイ市ゴックハー街区(phường Ngọc Hà、旧バーディン区)に暮らすゴックさん(女性・80歳)は、1年以上前から、バンカオ(Văn Cao)通り沿いにある施設に足繁く通い、無料のマッサージ...

キングフードマート、ハノイに初出店 北部市場へ進出 (12:10)

 地場食品スーパーチェーンのキングフードマート(Kingfoodmart)は、10月中旬にハノイ市のマンション「イエンホア・パーク・ビュー(Yên Hòa Park View)」に同市1号店を開店した。  南部で8年間にわ...

ベトナム初の体外受精児が母親に、28歳で男児出産 (4:13)

 1998年にベトナムで初めて体外受精(IVF)によって誕生した3人のうちの1人であるルウ・トゥエット・チャンさん(28歳)が11月4日、ホーチミン市のミードゥック病院で第1子となる体重3.15kgの男児を帝王切開で出産し...

ベトナム、今後20年で航空機1000機の追加需要 エアバス予測 (4:11)

 仏航空機大手エアバス(Airbus)は、ベトナムにおける旅客数が今後20年間で年平均+7.7%増加し、ベトナムでは既存の航空機とは別に新たに約1000機が必要になるとの予測を明らかにした。  ベトナムの旅客数の...

ベトテル、国産有人航空機を開発へ 技術者を大規模募集 (3:37)

 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のベトテル航空技術センター(Viettel Aviation Technology Center=VATC)は、「国家重点プロジェクト」と位置付ける国産有人航空...

QSアジア大学ランキング、ベトナムの33大学ランクイン 過去最多 (3:16)

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が3日に発表した「QSアジア大学ランキング(QS Asia University Rankings)」2027年版で、ベトナムから過去最多となる33校がランクインした...

麻薬摘発中に警官2人が噛まれ負傷、容疑者はHIV感染 (2:19)

 西北部地方ソンラ省ムオンバム村(xã Mường Bám)の省道108号線で10月15日午前11時20分ごろ、同省警察傘下交通警察部の警察官らが不審な男2人を追跡して取り押さえた際、警察官2人が腕を噛...

美容サロンのアトリエはるか、ベトナム初出店 (2:06)

 日本全国の駅チカや駅ナカを中心にヘアメイク・ネイル専門店を展開する株式会社アトリエはるか(愛知県名古屋市)は、ハノイ市に「はるかトーキョー(Haruka Tokyo)」をオープンした。  同社にとってベトナム...

12歳の天才エアロビクス少女、国家主席から第1等労働勲章を授与 (1:06)

 ホーチミン市カウオンライン街区(phường Cầu Ông Lãnh、旧ホーチミン市1区)のミンドゥック中学校に通う7年生(日本の中学1年生に相当)のタ・ゴック・カット・トゥオンさん(12歳)が、...

ホーチミン:食品工業展示会、11月11日から開催 (0:28)

 ホーチミン市で11月11日(水)から14日(土)まで、「ベトナム・フードエキスポ2026(Vietnam Foodexpo 2026)」が開催される。同展示会は、商工省が主催し、同省傘下の貿易促進局が実施する。  同展示会には、韓...

ホーチミン:22年停滞のサファリ案件再始動へ、投資呼びかけ (5日)

 ホーチミン市貿易投資促進センター(ITPC)は、「2026年ホーチミン市投資協力フォーラム」で、ハイテクや観光など6分野の重点投資案件15件を発表した。  このうち、22年間にわたり開発が停滞している敷地面積...

サン・フーコック航空が運航1周年、27年日本就航 上海線も開設 (5日)

 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)は、1日に運航開始から1年を迎え、国際路線網の拡大を進...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved