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武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件、サッカー選手も犠牲に

2023/06/20 14:59 JST配信
(C)vietnamnet
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 6月11日に発生した武装集団によるダクラク省庁舎襲撃事件では、これまでに警官や公務員など9人の死者が出ており、逮捕者は62人に上っている。警察の調べによると、容疑者らは、海外移住や高額な報酬を条件に犯行に関与したとされる。死者の中には、偶然事件に巻き込まれた民間人も含まれており、サッカー選手もいたことが分かった。

 レ・ミン・ブオンさん(23歳)は事件当日、スーパーマーケット「バックホアサイン」に野菜を届けるため、トラックを運転していたところ、武装集団に襲われた。ブオンさんは、かつてベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)やカインホアFC、ホーチミン・シティFC(HCMC)の下部組織に所属していた。

 プロサッカー選手の道を諦めた後も、地元のアマチュア大会などに出場。直近では、3月末から4月初めにかけて開催されたダクラク省プレミアリーグ1に、サイゴンインターナショナルデンタルFCの一員として出場していた。

 ブオンさんには、妻と2歳の子供がおり、ブオンさんが家族の稼ぎ頭だった。父親のレ・バン・クイさんによると、ブオンさんは祖母を亡くして24日後に帰らぬ人となってしまった。クイさんは、短い間に母と息子を亡くしたことで、悲しみに暮れている。

 クイさんは、「息子は幼い頃からサッカーが大好きだったが、身体が小さくプロにはなれなかった。気立てのいい子で、サッカーも上手なので、みんなから好かれて、銀行の警備員として働くことが決まっていた。勤務開始まで、あと数日というところで殺された」と話した。

 ダクラク宝くじFCとサイゴンインターナショナルデンタルFCはこのほど、ブオンさんと遺族のため、6月22日にチャリティマッチを開催することを決めた。試合で集まった寄付金は全額遺族に贈られる。今回の訃報を受けて、国内サッカー界では、ブオンさん遺族を応援しようとする動きがあり、これまでに約5000万VND(約30万円)の寄付金が集まった。

※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

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