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- 台風と熱帯低気圧の被害が引き続き拡大
- 死者155人、行方不明者141人に
- クアンニン省とハイフォン市で負傷者多数
一時は「猛烈な勢力」にまで発達し、7日から8日にかけてベトナム北部で猛威を振るった台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)は、8日に熱帯低気圧に変わったが、台風と熱帯低気圧による被害が引き続き拡大している。
11日午後1時30分時点の統計によると、死者・行方不明者は296人(うち死者155人、行方不明者141人)となっている。
死者・行方不明者の内訳は、◇西北部地方ラオカイ省:155人(死者53人、行方不明者102人)、◇東北部地方カオバン省:52人(死者29人、行方不明者23人)、◇西北部地方イエンバイ省:44人(死者40人、行方不明者4人)など。
負傷者数は11日午前の時点で811人となっている。このうち、台風が直撃した東北部地方クアンニン省が536人で最多。同じく台風が直撃した北部紅河デルタ地方ハイフォン市の負傷者数は81人で2番目に多かった。
11日午前の時点の統計によると、物的被害としては、民家10万1344軒(うちクアンニン省7万0584軒、ハイフォン市1万3927軒)の屋根が飛ぶなどの被害が出ている。また、田んぼ16万0851ha、畑3万0700ha、果樹園1万6243haが冠水し、水産養殖ケージ1610基が流され、家畜1313頭、家禽79万3755羽が濁水に呑み込まれた。