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大女優タイン・ガー殺害から40年、「舞台の女王」の人生をたどる【後編】

2018/12/16 05:01 JST配信
(C) congan
(C) congan

 1978年11月26日、当時のベトナム南部で「舞台の女王」と称された大女優タイン・ガー(Thanh Nga)とその夫が、見知らぬ男2人に殺害される事件が起きた。この事件は犯人らの残虐さや犯行の大胆さから世間を震撼させた。

前編 → 大女優タイン・ガー殺害から40年、「舞台の女王」の人生をたどる【前編】

タイン・ガー夫妻殺害事件

 犯人の撃った弾丸はタイン・ガーの左胸に的中し、後背には達しなかったものの致命傷となり、最盛期にあった大スターは若干36歳でこの世を去った。

 タイン・ガー夫妻の葬儀は現在のホーチミン市3区チャンクオックタオ通り81番地にあたるサイゴン芸術文化会館で行われた。カイルオン界の人々にとどまらず、サイゴン(現ホーチミン市)や中部・南部各省から多くのファンが弔問に訪れ、線香を手向けて涙を流しながらスターとの永遠の別れを惜しんだ。弔問客はトゥースオン通りやチュオンディン通りにまであふれ、当時のサイゴンとして最大規模の葬儀となった。

事件の真相

 タイン・ガー夫妻を殺害した犯人は、事件後にバイクに乗って逃走していた。ホーチミン市警察はすぐさま「TN.11」という名の捜査本部を立ち上げ、百戦錬磨の警察官らを動員して犯人の行方を追った。

 タイン・ガー夫妻の殺害事件を捜査する中で、市内では再び子供の誘拐事件が発生した。今回のターゲットはグエン・ラー・ヒー(Nguyen La Hy)医師の息子で、さらに1977年にさかのぼると女優キム・クオン(Kim Cuong)の子供も誘拐に遭っていた。この3つの事件を追った結果、捜査チームは多くの重要な手がかりを発見した。

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