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李さん親子が発熱しており、中国から来たことを知ると、チョーライ病院の医師らは迅速に2人を1つの部屋に隔離し、全身の検査、X線検査、血液検査、咽頭検査、ウイルス検査などを次々と行った。
そのときの李さんは、まさか自分たちが新型コロナウイルスに感染しているなどと考えもしなかった。父親が武漢市を出発したのはまだ状況が比較的安定していたころで、ここまで感染が拡大するとは思いもよらなかったからだ。
李さんはチョーライ病院で検査の結果を受け取ったときのことをこう振り返る。「当時、私たちが新型コロナウイルスに感染している可能性はとても低いと思っていました。でも検査の2日後に感染していることがわかったんです」。
検査の結果に驚く以前にも、李さん親子は恐怖の時間を過ごしていた。それは、最初にいたビンチャイン郡の病院からチョーライ病院に移動するときだった。
「道は全て封鎖され、完全防備の医療スタッフが住民に私たちに近寄らないよう呼び掛けていました。道中は何が何だかわからず、とても不安でした。そのときは『自分に一体何が起きているんだろう?』と感じていました」。
李さん親子がチョーライ病院に到着すると、まず言葉の壁の問題があった。そこで李さんは、グーグル(Google)翻訳を使ってベトナム人の医師とコミュニケーションをとった。しばらくすると英語を話す医師が来て、ようやく直接の会話ができるようになった。
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