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その後、李さんは完治したが、父親はまだ別の部屋に隔離され治療を受けており、親子は毎日電話で連絡を取り合っている。一方、2人に同行していた母親は症状こそないものの、ホーチミン市11区の病院で経過観察中だ。
李さんは「病院の先生方、看護師の皆さんは注意深く、親切に対応してくれて、私たちを励ましてくれました」と語る。
李さんは入院中、インターネットで新型コロナウイルスに関する中国と世界の状況を確認していた。2月5日には死者が500人に迫り、李さんは故郷でウイルスと闘う人々の身を案じた。
一方で、李さんはこうも語る。「ベトナムで治療を受けることができて幸運でした。武漢市は患者が多すぎて、病院も病床も不足しているからです。(武漢で感染していたら)大きなトラブルに直面していたでしょう。ここにいて、ここで治療を受けることができて、本当に幸運でした」。
世界的に不安が高まる中、中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、武漢市の住民が他の地域の人々から差別されたり、中国人が他の国の人々から差別されたりしたという情報も拡散された。
こうした情報について李さんは、「皆はウイルスと闘うべきなのであり、武漢市の人、また中国人と闘うのではないということを伝えなければいけないと思っています」と打ち明けた。
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