ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

見ず知らずの若者たちを支援する麺屋の主人、夢叶える一助に

2020/12/13 05:34 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress

 フンさんはいても立ってもいられず、両家の結婚式の全ての費用を負担すること、また2人の将来の子供たちの学費もサポートすることを約束し、両家の家族に会いに行った。そして今年の10月末、花嫁にはブライダルジュエリーをプレゼントし、新郎側30卓と新婦側11卓の宴会テーブルを準備して、結婚式を執り行った。総額1億VND(約45万5000円)以上の費用は全てフンさんが支払った。

 「結婚式から1週間以上経ちますが、毎朝目が覚めるたびに夢を見ているのではないかと思ってしまいます。もしフンさんがいなければ、いつ結婚できていたかわかりません」とチーさんは語る。

 フンさんのことを長年知る人であれば、この話は奇妙なことでも何でもない。以前、フンさんの店は工業大学のビエンホアキャンパスの近くにあったため、フンさんは多くの学生をアルバイトとして受け入れていた。東南部地方タイニン省出身のグエン・タン・フンさん(男性・40歳)は19年前、化学工学技術を学ぶ学生の時にフンさんの店で働き、フンさんの最初の「養子」となった。

 タン・フンさんの父親は早くに亡くなり、母親も出て行ってしまい、3人きょうだいは父方の祖母の家で暮らしていた。それを知ったフンさんは、タン・フンさんを自分の家に迎え入れた。フンさんはタン・フンさんの学費と生活費を支援し、大学が休みの日に店を手伝えば相応の賃金を支払った。

 「フンさんは私が必要なものを全て与えてくれました。ある時、フンさんは私に何が食べたいかたずねました。ドリアンを食べたことがないと答えると、フンさんは大きなドリアンを2つも買ってきてくれました」と、今年40歳になったタン・フンさんは懐かしんだ。

 フンさんの店の近くに住む常連客のホアン・タイさんは、当時について教えてくれた。「工業大学がまだここにキャンパスを置いていたころは、多くの学生がフンさんの店でアルバイトをしていました。客はいないのに、アルバイトの学生が10人以上も働いている、なんていうこともよくありました。学生がお金を稼げるように、フンさんが店で働かせてあげていたことを後で知りました」。

前へ   1   2   3   4   次へ
[VnExpress 05:05 10/11/2020, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
FPTジャパン、米データキャンプとAI人材育成で覚書締結 (13:41)

 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)はこのほど

地場Gグループ、ハノイでデータセンター建設へ 投資額470億円 (13:29)

 地場系テクノロジー企業のGグループ(G-Group)は、100年の長期ビジョンを掲げるハノイ首都全体計画と2026年の投資促進に関する会議において、ハノイ市ホアラックハイテクパーク(HHTP)で展開するデータセンター「...

ビングループ傘下大学、卒業式で人型ロボット「Dyno」がスピーチ (6:42)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の非営利大学「ビン・ユニ(VinUni)」(ハノイ市)で28日に開催された卒業式に、ヒューマノイドロボット「ダイノ(

旅行者を魅了するホイアンの「超特急スーツ仕立て」と若き職人たち (6/28)

 南中部地方ダナン市のホイアン旧市街で多くの店が閉まった後も、チャンフー(Tran Phu)通り、ファンチューチン(Phan Chu Trinh)通り、レロイ(Le Loi)通りの奥にある小さな家々では、ハサミで布を切る音、アイロ...

上半期GRDP成長率推定値、首位はハイフォン 2桁成長は7省・市 (6:14)

 政府が発表した決議第168号によると、上半期(1~6月期)の域内総生産(GRDP)成長率推定値が公表された34省・市のうち、2桁成長を達成したのは7省・市にとどまった。  上位3省・市は、首位が北部紅河デルタ地...

26年の信頼性の高いICT企業トップ10、ベトテルが9年連続首位 (5:12)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は29日、2026年における信頼性の高い情報通信技術(ICT)企業トップ10を発表した。国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=V...

大型交通事業3件着工、ロンタイン国際空港やホーチミンとの連結.. (5:02)

 東南部地方ドンナイ市人民委員会は6月30日、投資総額約40兆VND(約2470億円)に上る3つの交通インフラプロジェクトを同時に着工した。これらはロンタイン国際空港やホーチミン市、東南部地方、南中部高原地方を結...

タイニン省:「自由の女神」酷似の無許可像を撤去 (4:58)

 南部地方タイニン省ドゥックホア村(xa Duc Hoa)にあるタンドゥック工業団地内の新都市区「イーシティ・タンドゥック(E.City Tan Duc)」で、米国の「自由の女神」に酷似した「解放の女神」像が無許可で建設され...

中国電動二輪ヤディア、学生向けスマート電動バイクを発表 (4:53)

 中国の電動二輪車のトップメーカーであるヤディア・グループ・ホールディングス(雅迪集団=Yadea Group)傘下のヤディア・ベトナム(Yadea Vietnam)は、北部地方バクニン省の工場で、学生向けの次世代スマート電...

ハノイ、AIカメラ2460台を追加運用 交通・治安管理を強化 (3:14)

 ハノイ市警察は7月1日、市内の交通および治安管理の強化に向け、新たに2460台の人工知能(AI)搭載カメラの運用を開始する。これにより、市全域で稼働するAIカメラの総数は5000台近くに達し、スマートシティ化へ...

「ダナン越日フェスティバル2026」、7月9日から開催 (2:08)

 南中部地方ダナン市で7月9日(木)から12日(日)までの4日間にわたり、「ダナン越日フェスティバル2026」が開催される。同イベントは活気ある文化交流の空間を提供し、両国国民の友好関係と結びつきを深めることを...

ベトナム企業85%がビジネスに楽観的、UOB調査 (6/30)

 シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行ベトナム(UOB Vietnam)が発表した「2026年ビジネス展望調査」によると、ベトナム企業の85%がビジネス心理をポジティブに評価しており、2025年の48%から大幅に...

マサン傘下小売大手、ミニスーパー5000店舗達成 農村部で拡大 (6/30)

 畜産、食品・飲料、小売、鉱山採掘を手掛ける民間複合企業マサングループ[MSN](Masan Group)の小売子会社ウィンコマース貿易サービス(Wincommerce=WCM)は6月18日、東北部地方トゥ

ホーチミン:報道機関の再編で複数メディアが紙媒体の歴史に幕 (6/30)

 ホーチミン市共産党委員会による報道システム再編の決定に伴い、同市の報道機関は歴史的な転換期を迎えている。6月30日に複数の新聞や雑誌が従来の紙媒体の発行を終了し、7月1日より新たにホーチミン市報道・ラ...

HMKアイウェア、ベトナム眼鏡ブランドで初のディズニー提携 (6/30)

 ベトナムのアイウェアブランドのHMKアイウェア(HMK Eyewear)はこのほど、米国のエンターテインメント大手ディズニー(Disney)の人気キャラクター「ミッキー&フレンズ」からインスピレーションを得た新コレクシ...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved